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お気に入りのお店の一つ Bisso

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

1週間くらい前のことです。
所用があってパレルモチェントロへ。
午前中に出かけると大抵、お昼食べ行く?という流れになる私達。
新しいお店を探したい気持ちと、サクッと済ませればいいという気持ちの間で、心が揺れ動きます。

お題目のない普通の日、2人だけのランチにかしこまった所は避けたいな。
そういう時に利用するお店が何軒かあります。
そのうちの一軒、Bisso。
何度もnoteに書いてはいるものの、私ってあまりお店の情報とか載せていませんでした。

イタリア語ですが、一応貼っておきましょう。

シチリアでは珍しい、ビストロというカテゴリーみたいですね。

シチリア料理をリメイクした物から他の地域の物まで、気軽に入ってさっと一皿で終わらせることのできる、便利なお店。
前菜、プリモ、セコンドから2品選ぶ・・・、みたいなの、面倒になることもあります。

と言っても、最近はトラットリアやレストランで地元の人も一皿で終わらせるというケースが増えてきたように思えます。
そこそこきちんとしたレストランでも、一皿だけ・・・。
なんとなく昔は許される雰囲気ではなかったのですがね。

話がずれました。
このお店、私も一皿で終わらせることも多いのですが、この日は二皿。
先にメインに割と軽いものを決めたので、これだけでは足りないかな・・・と。

で、前菜は冬になると出てくるこのサラダ

ウイキョウ、オレンジ、ニシンのサラダ。
冬のシチリアの定番です。

相方は相変わらずパスタ好きで・・・

緑色は何かの野菜がベースだけど、忘れました。
味見もしていないので・・・。
メインはムール貝ですよ。

そしてメインは2人とも同じ物を

戻した塩鱈を牛乳で茹でてから裏漉しした、元は北イタリアのお料理。
ここのはそれプラス、少しカラメリゼした玉ねぎと、山羊のチーズが加わっていて、初めての味でした。
美味しかった。

気楽に行かれるこのお店は大好きなのですが、ランチの時間は12時半から。
お店自体は朝からオープンしていますが、厨房のオープンはランチ時間に合わせてるということね。
それでも12時半は早い方。

日本は勿論のこと、パリでも気楽に入れる、そして如何なる時間でも何か食べることので生きるお店が沢山あります。
ところがイタリアって、食に対する決まり事が多い、気がする・・・。
フレキシブルではないのですよね。
ある意味「伝統を守る」ってことなのかもしれませんが、今の時代には通用し難いことも多々あるわけで。
皆ながみんなランチ時に帰宅して、ゆっくり食べて少しお昼寝できるわけではないですし、働く時間もそれぞれです。

パリへ行くと午後4時でもカフェに入れば温かい食事にありつける。
シチリアだったらパニーノくらいですよ、それもランチ時の残りの。

現在旧市街は食べ物屋で溢れていて、徐々にいつでも温かい物を提供するお店が増えています。
ただそういうお店は観光客向け・・・。
観光客向けでも美味しいお店はあるのですけどね、やっぱり料金は高めかな?

今回は話があちこちと飛びました・・・。

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