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好きなのに存在を忘れてしまうニョキ
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
冬中、いえ秋が深まる頃から登場回数の増える、グラタン。
具材はわざわざ買いに行くことはなく、冷蔵庫にあるもので作ります。
ブロッコリーとツナとか、ハムとキノコとか。
今思ったのだけど、キッシュの具材と同じだわ。
この日はスーパーへ行き、見た瞬間食べたいと思ってニョッキをカートへ入れました。
結構好きなんですよ、でも最後に食べたのはいつだっけ?
好きなのにどうして存在を忘れてしまうのだろうか?
謎。
で、洗剤とか他の物を色々買って帰宅して・・・。
ニョッキはどうやって食べようか?
考えていなかった・・・。
好きな食べ方はラグー(ミートソース)と合わせるか、ゴルゴンゾーラソース。
しかししかし、ラグーを作るのには結構時間がかかり、セロリもないわ。
ゴルゴンゾーラソースはすぐにできるけど、肝心のゴルゴンゾーラがない。
となると、トマトソース?
やーできれば避けたい。
冷蔵庫を除いて発見したのは、スモークサーモンとほうれん草。
ではこれで行きましょう。
冬の間グラタンが増えるということは、小麦粉、牛乳は欠かせないし、生クリームも常備しています。
サーモンとほうれん草でグラタン。
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上にはエメンタールチーズをたっぷりと。
サーモンとほうれん草の組み合わせは日本では定番なのに、イタリアでは違うらしい。
私の記憶では40年くらい前に「サーモンとほうれん草のクリームパスタ」なる物が存在していたはず。
割と良い組み合わせだと思ってますよ。
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ニョッキをグラタンにすることってあまりないのだけど、別に普通に作ってもよかったなぁというのが、食べた時の感想でした。
ベシャメルではなく、生クリームで普通のクリームソースにしてもよかった。
つまり、あまりグラタンにした効果がなかった気がします。
まぁ普通に美味しいけど。
次回は絶対にラグーで食べたい。
そう言えばパレルモのレストランでニョッキってあまり見かけない。
ないわけではないけれど、あまり主流ではないみたいですね。
今度どこかで見かけたら頼んでみようかしら。
と、思った私でした。