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魚のクスクス

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

note、サボっているので色々と溜まっております。
どうして以前のように毎日書けないのか?
まぁ必ずしも毎日描くのが良いわけではないとしても、継続をするのって大切なことだと思っています。
そしてこの私、この「継続」がとっても苦手。

何か継続をすることを見つけたくて、やり遂げたくてnoteを始めたわけなんですが。
コロナ禍は毎日書けていたのに、今は全然であります。
2年前に久しぶりの帰国をし、母の介護や自分の体調不良などで全然書く余裕がなくなり、それからずっとこんな調子です。
でも止めることはないと思う。
のんびりペースでやっていきましょう。

今日は先日友人達と食べに行った、クスクス。
以前もクスクスのことを書いた記憶がありますが、シチリアの西部、トラパニ地方はクスクスが有名です。
アラブ統治下、アラブ料理のクスクスとシチリアの魚がマリアージュして、魚のクスクスが生まれました。
そしてこれはトラパニ地方の郷土料理となりました。

郷土料理というのは母から子へ、子から孫へと受け継がれる料理であり、日曜日に家族全員集合した時などにも作られます。
ですからトラパニ地方では、アラブ料理としてのクスクスと言う立ち位置ではありません。

パレルモでも食べられますが、あまり美味しくない・・・。
そんな中、唯一美味しいと思っているお店があって、先日久し振りに行ってきました。

5人のうち3人がトラパニ風魚のクスクス。

見た目は地味なんですが、とにかく美味しい。
パレルモの他のお店ではインスタントのクスクスを使用していますが、こちらは本物のセモリナ粉で作ってあるので、食感が違う。
トラパニ風は砕いたアーモンドも入っています。

1人はアラブ風野菜のクスクス。

味見をさせて頂きました。
コリアンダーたっぷりで、スパイスもたっぷりで、アラブの味!
でも全く辛くはないですよ。

そしてなぜか1人はステーキを食べてました(笑)。

前菜も取らずにこれ一皿です。
満足。

コロナ以前は一皿10€と、とってもお安かったのです。
あっ、日本円に換算しないで下さいね、円安の今、換算するとそれほど安くは感じないかも。

コロナ禍は勿論厳しい外食禁止令が出ていましたから、テイクアウトのみ。
コロナが治まって行ってみたら、12€になっていました。
たかが2€なんですが、考えてみたら20%の値上げ。

そしてこの日メニューを見たら15€になっていた!!!

ほんの数年で50%の値上げ・・・。
このお店だけではなく、軒並みこんな感じなんですよ、トホホ・・・。

パリへ遊びに行った友人が、ランチにカフェで軽くバゲットサンドとグラスワインで日本円で2000円を超えると言っていたっけ。
パリはともかく、シチリアも高くなりました。

それでも美味しい物を我慢はしたくない、好きな物を食べたい。
物欲ないので別にブランド品も買わないし、新しいバッグなども欲しいと思わないし、宝石類も今持っている物で十分。
だから飲み食いには気持ちよくお金を使いたいと思っています。

それでバチは当たらない・・・、でしょう?

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