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シチリア内陸 アグリツーリズモでのんびりを満喫中

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日からプチ旅行を楽しんでいます。 シチリアの内陸、Valledolmoと言う所へ来ています。 ここには友人の経営するアグリツーリズモがあり、何度も来ているのですが今回は実に5年振り。 どうしてこんなに長い間来なかったのかしら? 

シチリアといえば沿岸を想像する方が圧倒的に多いと思いますが、実は内陸も結構魅力的であります。 ここは周りは小麦畑、その他本当に何もないのです。 トップの写真を見て頂ければ分かると思いますが、プールもなだらかな丘に囲まれていて、建物一つありません。

このアグリ、プールが売り物です。 海から遠いこの場所、近辺の町や村に住んでいる人がプールだけの利用にやって来ます。 

私的にはここの売りは何と言ってもお料理、すっごく美味しいのです。 友人(妻)と地元の年配の女性がキッチンを担当しています。 友人はどちらかというとドルチェが専門、あっという間に色々と作ってしまいます。

昨日の到着後のランチは、

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まずはこんな感じで始まりました。 ナスとズッキーニのグリル、おなじみですね。

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カプレーゼ

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これもお馴染みですが、彼らの畑で採れたこのトマトの美味しさと言ったら! いつも食べているのとは全く違います。 久し振りに美味しいトマトと出会えました。どの位美味しいかというと、腰が抜けるほどですよ、冗談抜きに。

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これはナスのハンバーグ。 ナスの団子はあるけれどもハンバーグは初めて。 これ又最高に美味しいです。 ここではピッツァやフォカッチャも手作りしています。

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ちょっとぼけた画像ですが、シンプルなピッツァも美味しかった。 友人は広大な小麦畑を持っていて、何年も輸入されてくる外国産の小麦粉と戦っています。 特にカナダ産の小麦粉は絶対に使ってはいけないと、会うたびに言っています。 防腐剤やら農薬やら、半端ではない量が使用されているのですって。 ウクライナ産も駄目だって。

日本はあまり小麦粉に対する規制がないのですってね。 ヨーロッパでは結構色々とあるらしいです、詳しいことは知りませんが。 イタリア産であってもひどい小麦粉が沢山あるらしく、友人はとにかく大昔からあるシチリア産の小麦を尊重しようキャンペーンを行っています。 

紀元前からフェニキア人、ギリシャ人の支配下にあったシチリアですが、それまでは地中海貿易の為に沿岸に植民地を築いただけでした。 そこへ古代ローマ人がシチリアへ上陸。 彼らは小麦畑を作る為に内陸へ、内陸へと入って行き、シチリア島を統一したのです。 古代ローマ人は民衆を操る為に「パンと娯楽」をふんだんに与えていたのですが、その為に莫大な量の小麦粉を必要としていたのです。 その時代から今に至るまで、シチリア産の小麦粉は有名なんですよ。

ちょっと話が逸れましたが、これらの前菜の後にパスタ。 

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トマトとナスのパスタですが、パスタの下にナスのフライが敷いてありました。 これ又初めて。 

ここで満腹。 お肉もあると言われたのですが、それは夜へ回してもらうことにしました。 しかし、昼にこんなに食べて、夜にお腹が空くのでしょうか? と心配していましたが、不思議なことにきちんと空きました(笑)。夜の話はまた後で。 

それにしても静かな場所で、久し振りに良く眠れました。 熟睡。 私にしたら珍しいことです、あまり眠れないので。 美味しく食べて、ぐっすり眠る、これ以上の健康法はないのかもしれませんね。


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