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今が旬のシイラ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

少し涼しくなって、汗をかかずに寝るれる今日この頃であります。
疲れが全然違うわ。
と言っても、なんだか少しパワー不足な気がしているのですか、気のせい?
パワーアップしていきたいと思います。

色々と悩むこともあって、そのせいで精神面がパワーダウンしてるのかも。
とにかく、自分の機嫌は自分で取らなくてはいけないので、楽しいことを考えよう。

現在シチリアは、シイラが旬です。
世界中にある魚らしいのですが、日本では見たことも食べたこともないなぁ。
因みにこんな子。

16€は1Kgの値段です。
これが18になり、20€まで上がりました。
旬なのに、どうして?
決して高級魚ではなく、むしろ庶民の魚だったのですけどね。
そういえばイワシも値上がりしてるし。

以前は丸ごとオーブンで焼いていましたが、あまり好きでなかったのです。
相方が好きで、旬の時期にはせっせと買ってオーブンに突っ込んでいた。
でもここ数年は近所の魚屋さんがとても優秀で、日本並みに美しく3枚に下ろしてくれるので、お願いしてます。
骨無しの方がずっと美味しい。

まずは定番のパン粉焼き。
オリーブオイル→パン粉の順につけてから、オーブン又はフライパンで焼きます。


この時はオーブンで。
でもフライパンの方がカリッと仕上がって美味しいかも。
オーブンは入れてしまえば放置できるので、楽なんですが。

ある日はお団子にしました。


これは随分前から持っている「トルコ料理」の本から。
別にシイラでなくても、鯵や鰹、鯖、なんでも良いらしい。
勿論ミックスしても良いらしい。
叩いてから、玉ねぎのみじん切り、溶き卵、パン粉、牛乳、ディルを加えて団子にし、フライにします。
これ、美味しい。
トルコやギリシャでよく食べるヨーグルトソースと合わせたら最高。

3つ目はカレー味。

マヨネーズにカレー粉を混ぜて、シイラの上にたっぷり乗せてからオーブンで焼きました。
これもなかなか美味しいです。

シイラは焼き過ぎるとパサつくので、そこだけは要注意かな?
イタリア人には焼きすぎても全く問題ないみたいですが、我々日本人にとってはその辺の加減が必要かと。

このシイラ、イタリア語ではCapone(カポーネ)というのですが、シチリア料理の定番のカポナータって元々はこのお魚で作られていたのですよ。
ナスが入って来たのはそのずっと後の時代、インドから伝わりました。
この事を知らないシチリア人も多くてびっくり。

近年色々なトラットリアのメニューに「魚のカポナータ」が登場しています。
シイラがない時にはカジキマグロで作っていることが多いみたい。
自分では作ったことがないので、シイラがあるうちに挑戦してみようかしら?

涼しくなって来たから、そろそろスープや煮込みも作ろうっと。

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