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2020年の夏・・・、結局いつもと変わらなかった

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日からほんの少し涼しくなったパレルモ、夕方雨の予報で期待していたのに、たったの3分程の雨でした。 まぁ降らなかったのと同じです。 

でも今朝起きてみると微かに空気に秋の気配を感じました。 日中の再高気温が27度の予報、先週より10度も低くなります。 ほっとする〜。 

あちこち拝見していると、noteでもFBでも他のサイトでも、「いつもとは違った夏」、「2020年、初めての夏」・・・的な言葉が飛び込んできます。 日本、特に都内は一度収まったと思った感染者が増えましたからね。 

そんな人様の言葉に耳を傾けながら、自分にとってこの夏はどうであったかを考えてみたら、「全然いつもと一緒だった」と言う答えが出ました。 あら〜って感じですけど。 

勿論外出時はマスクをしますが、混雑した場所、店内のみで、歩く時にはしないし、それ程気にもならない。 公共の交通機関が作動しない所なので、移動は基本的に車。 そして私達は夏に旅行をしないので、家にいて、海へ行って、数人の友達を呼んだり呼ばれたり。 時々の外食。 こうやって並べて見ると「いつもと同じ夏だった」と言う結果になります。

3月から2ヶ月以上の完全ロックダウンを経験した後では、本当に「これで良いの?」と思うくらい通常の生活だったのです。 日本はヨーロッパのような規制は掛からないので、自己責任というか、自分の判断で行動するということだと思いますが、「初めて経験する普段とは違う夏」という意見が多いと言う事は、自粛してステイホームなさった方が多かったと言う事なのでしょう。 ヨーロッパで自粛宣言が出たらそれは「命令」なので、従わないと罰金がかかります。

ある意味これだけ時間が経つと、通常でない生活に、そう言う状況に慣れてしまっているのかもしれませんね。 それはそれで危険な事だと思います。 イタリアも感染者がなくなったわけではないし。 しかし!驚くのはクルーズ船の再開です。毎火曜日と木曜日、パレルモの港にクルーズ船が到着します。 これで世界一周とかなさっていらっしゃる方もいるのです。 なので、火曜と木曜、パレルモの町に観光客があふれます。 オプショナルツアーの一日観光、観光名所には大型バスが何台も停まっています。 これには流石にびっくりですね。

今この時期、クルーズ船で旅行をしようと思う人がいるなんて、私の頭では考えられない事でした。 調べてみたらあちこち格安のお値段を出しているみたいですね。 観光業も死活問題だから理解はできます。 でも大丈夫? 私ならプレゼントされても辞退しますけど。

脈絡のないことを書きましたが、この2020年の夏、私にとっては通常通りの夏でした。 稼ぎ時の春に仕事全部キャンセルで、外出できない、友達にも会えないと言う日々と比べたら、この夏が特に自分にとって思い出の夏になる事はなさそうです。 だから改めて、今年の日本の夏は実際どうだったのかが知りたくなりました。 

花火大会や盆踊り大会がなくなったくらいでは、それ程大きな話ではないと思うし、やはり日々の生活が普段とはかなり違ったと言う事ですよね? 皆んな私の友達や家族を含めてどんな生活をしていたのか、どうもよく見えていない事に気が付きました。

トップの写真は海のクラブで食べたパニーノ。 

そしてもう1枚、先週のある日に作ったパスタ。

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細い卵麺で、野菜とツナのパスタです。 私の定番中の定番の1つです。 ズッキーニ、チェリートマト、ニンニク、鷹の爪、オリーブオイルのみ。 トマトを潰しながら調理します。

秋の気配を感じると言っても、まだまだこう言う夏の料理が続くと思います。

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