徐々に秋のメニュー・・・のグーラッシュ
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
昨日、今日と、太陽がカンカンに照っています。
街を歩けばノースリーブの人達もいます。
でも陽が落ちると涼しい風が吹き、このくらいの気候が過ごしやすい。
昼間歩けば汗ばみますが、あの夏の暑さではないのでね。
ということで、我が家の食卓も徐々に夏のメニューは遠ざかりつつあります。
昨日はハンガリー料理のグーラッシュ、まぁビーフシチューみたいな物です。
ただ、グーラッシュにはパプリカ(スパイス)が沢山入ります。
本場で食べた事はないのですが、これはドイツ、ポーランド、オーストリアなどでも食べられているので、その辺の国出身の友人達に作ってもらった事は多々あり。
私は具材は肉と玉ねぎのみです。
じゃがいもを入れるレシピもあるようですが、私はじゃがいもはプレにして付け合わせにすることが多いです。
昨日は少々時間に押され、気が急いたので玉ねぎの炒め時間が足りなかった・・・・。
こういうことが出来上がりをかなり左右させるなと実感。
私はカレーや煮込みの玉ねぎに結構こだわりがあって、普段ならじっくりと炒めるのですが。
溶けた玉ねぎも美味しいし、玉ねぎ自体も食べたくて、昔は時間差で炒めたりしていました。
一部がかなり茶色くなったところで残りの玉ねぎを加える感じ。
でもある時から半分は繊維に沿って薄切り、半分は繊維を切るように薄切りにしたところ、これっがすごく良い感じに仕上がることを発見。
繊維を切った玉ねぎは、煮込んでいると形がなくなるくらいにとろけます。
それはともかく、次回はしっかりと炒めましょう。
このグーラッシュ、ロシア、ウクライナ、ベラルーシへ行くと、ストロガノフになるようです。
これ又その辺の国出身の友人が入るので、彼女達に何度もご馳走になりました。
パプリカは入らず、煮込み用の肉よりも柔らかい部位を使い、それほど時間をかけて煮込む事はしないのですって。
そしてサワークリームがが入ります。
そういえば、イタリアに住み始めた頃、どこで探してもサワークリームが手に入らなかったことを思い出しました。
存在しなかった・・・。
今ではスーパーで手に入るようになりましたけど。
イタリアって本当に他の国のものを仕入れないのだなぁと思ったっけ。
だって東京では私が子供の頃から存在していましたから。
秋になってくるとこの手の料理が増えるし、ベシャメルを使った料理も増えてくるので、バター、牛乳、生クリームの消費量が増えてきます。
常に冷蔵庫に常備しなくては。
これから買い物に行ってきます。