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鱈のフライ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

冬になると良く食べる塩鱈、一年中手に入りますがなぜかこちらの人は夏場はあまり食べないのです。
実際、私も夏になるとその存在を忘れてしまいます。

最低2日かけて塩抜きをしなくてはいけないのですが、近所の魚屋さんではすでに塩抜きした物を売っているので、買ったらすぐに調理できる。
これって便利な話。
春以降店頭に並ばないので、存在を忘れてしまうと言うわけ。

今回はフライにしました。
普通に小麦粉→卵→パン粉です。


イタリアでは天ぷらの衣に近いものを付けて揚げる「フリット」が主流ですが、多分イギリスのフィッシュ&チップスもそうだと思いますが、フライも美味しい。
ただイタリアの目の細かいパン粉だとちょっと違うんだよなぁ。
日本のパン粉が懐かしく感じる瞬間であります。

そうそう、先日、なんとなんと日本のキューピーマヨネーズと遭遇。
もちろんすぐに買いましたよ。
なので、フライに乗せてみました。


キューピーは美味しい。
海外在住者の多くが、外国に住み始めて最初に欲しくなるものの一つがマヨネーズだと聞いたことがあります。
実際私もそうでしたっけね。

揚げ物にマヨネーズをかける習慣のない相方は、????という顔をしていました。
彼はもっぱらレモンです。

以前アジアンスーパーでキューピーマヨネーズを購入したことがあるのですが、ここ数年は手に入らなくなっていました。
と言うのも、以前はシチリア人と結婚したフィリピン人が経営していたので、割と日本の物を多く輸入してくれていたのです。
その後お店を売ってしまい、チュニジアだかモロッコ人が経営することになり、中東からインドあたりまでの品物が増えた反面、日本のものが減りました。

でも中国人経営のお寿司やさんが増えていると言うことは、業務用のお店があるのでしょうね。
一度中国スーパーでパン粉を見つけたのですが、5Kgの袋・・・。
断念しました。

あるものでなんとかするし、なければ潔く諦めるし、そうやって長年イタリアで生きています。

今は生食できる柔らかいキャベツを探している最中。
運が良ければ時々手に入ります、何度も書いている気がするけど。
柔らかいキャベツとキューピーマヨネーズでコールスローを作りたい。
私の願いは実にささやかなものだわ。

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