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強くありたい。

「渓梅一朶香」 

けいばい いちだ かんばし

ご縁がありまして茶道に通わせていただいています。大学の授業で茶道に触れてからずっと習いたいと思っていました。岡倉天心の「茶の本」が好きすぎで、何回も読み返してはいつか自分が習いたいと思える先生に出会えたらと思っていました。

習うならちゃんと吸収したいと、お稽古に向き合わせていただいております。

私が通っている茶道は武家茶道なので、少し違うのかもしれません。

先日のお稽古で、「渓梅一朶香」と言う禅語に触れた時に体の中に何か溢れたものがありました。渓谷を歩いていると梅の香りがするけども、梅の姿が見えない。誰かに見られることは無いけども梅はそこに精一杯咲いている。例えるなら、誰にも気にされなくても一人で精一杯生きている。そういう意味です。

頭の中にそのイメージが湧き上がった時に、今の自分と繋がることが多くその強さを身に付けなけばと思いました。もっとやりたい事をしよう、誰にも気にされなくてもいいもっと自分を高めよう。

そう感じました。

お稽古では、先生のお道具を愛する気持ちがとても伝わってきます。

私も日々の生活の中で部屋を清め、道具を大切に扱えるように気をつけていきたいです。まだまだ始めたばかりですので、所作はうまくできませんが少しずつ吸収していけたらと思います。

梅の花が咲いていますね。道中いい香りが漂います。

そんな風に風情を嗜める大人になっていきたいです。

ご愛読ありがとうございます。
今日もいい1日でありますように。

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Kaori Kumagai
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