植物への興味
小さい頃からずっと植物に興味があった。東北のちょっとした田舎、玄関を開けると大きな犬が門の外の朝靄にいるなぁと目を凝らすと日本カモシカがいる自然には困らない場所に住んでいた。ジブリの世界のような異空間に見えた山の生い茂った樹々の下に不思議な花や草、山菜を見つけた時のあのワクワクは大人になっても変わらず都会の片田舎の道端に生えてる雑草も視界に入ってくる。(写真は30年ぶりに見つけたサトイモ科ウラシマソウ/ 学名: Arisaema urashima)
植物の世界に憧れバイオの世界に足を踏み入れたこともあった。クリーンルームでマイクロピペットを使い試験管の中の寒天培地で育つ無機質な植物。確かに生きている植物が実験室の試験管の中。手にした試験管が冷たくおおよそ私の思う植物の世界とは温度差があった。(おかげでメンデルの法則は良く理解出来た)
時は過ぎ家を建てるチャンスが来た。希少植物を見つけた!と比喩してもおかしくない素晴らしい建築家さん達に会えた事は私の庭づくりに与えた影響は大きすぎるほど大きい。現在築10年、傷や汚れも出てきたがどの場所を切り取って見てもあの打ち合わせから建てる過程までのあのワクワク感をいまだに感じられる幸せ。思い出とも暮らして10年と言うことになる。
そして庭づくりも10年目を迎えた。家の横を抜けるような小道に中庭の様なウッドデッキ。どんな庭にしよう自分は庭をどう考えて作ろうかと頭の中も花畑。しかしその庭土にビーズがたくさん入ってるー!と感動したのがナメクジの卵だったと知ったのは調べるの大好きな私にとってそう時間はかからなかった。
このnoteでは黒土とナメクジの庭からはじまった花が特別好きではないけど興味がある私の植物の関わり方と植えた植物の名前と学名とその意味をラテン語から引き書いていこうと思います。学名や意味を話してもあまり興味の無い人もいるから