こどもと一緒に楽しめる!えほんの世界の美術展
ついに夏休みが始まりますね。
お子さんと過ごす時間も多くなるこの時期に、大人もこどもも楽しめる、絵本を題材とした美術展をご紹介します♪
「クマのプーさん」展
会期:2022年07月16日~2022年10月02日(予約制)
場所:PLAY! MUSEUM(立川)
みんなだいすきクマのプーさんの展覧会です。
ディズニーのキャラクターではなく、A. A. ミルンが描いた絵本の方の展示です。やわらかなタッチの絵と言葉から生み出されるクマのプーさんの世界が楽しめます。
PLAY!PARKという、身体を動かしたりワークショップをしたりできる施設も併設されているので、体力と好奇心あふれるこどもたちも満足できるんじゃないかなと思います。
PLAY! PARKとの相互割引もあります。
ただ、先にPLAY! PARKで割引を受ける必要がある(購入済みのMUSEUMチケットから割引をすることができない)などの条件もあるので、遊びに行くときには公式サイトをチェックしておくと安心です。
かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと
会期:2022年07月16日~2022年09月04日(一部日程予約制)
場所:Bunkamuraザ・ミュージアム
不朽の名作!「だるまちゃん」シリーズと『からすのパンやさん』でおなじみの、かこさとしさんの回顧展です。
調べるまでかこさとしさんはずっと絵本作家だと思っていたのですが、少年時代から美術全集を眺めるなど芸術に興味をもって絵を描いていたりした一方、大学は工学部を学び、昭和電工で科学者として働くなど、絵を描く科学者だったんですね。
絵本以外にも、初期の絵画作品が公開されていたり、まさにかこさとしさんの生涯が垣間見れる「かこさとし展」。
その生涯をたどることで、大人の方にも何か感じるもののある展覧会ではないでしょうか。
そしてなんとこの企画展は、小学生・未就学児は入館無料!
日時指定の事前予約や細かい注意事項もあるので、しっかり公式サイトで確認して来館くださいね。
普段は一般の芸術作品を展示する美術館なので、初体験の美術館としてもおすすめです。
マナーを守って素敵な美術館体験を♪
なお、この展覧会の図録は一般販売されているので書店などでも手に入れることができます。遠方で行けないという方は、図録で楽しむのもいいですね。
また、「かこさとしの世界展」という展覧会も岡山であるのでお近くの方はこちらもどうぞ。
こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界
会期:2022年7月2日(土)~9月4日(日)
会場:世田谷美術館
こぐまちゃんとしろくまちゃんの絵本を覚えているでしょうか?
ホットケーキをたべてるシーンが印象に残っています。
なんともいえないかわいらしさですよね。
作家のわかやまけんさんは、他にも『きつねのよめいり』や「おばけのどろんどろん」シリーズなども描かれているそうで、今回初の展覧会とのこと。いろんな作風の原画がみられます。どれもかわいい^^
ぜひお子さんと美術館にきてほしい!という美術館の気遣いもあり、会期中はベビールームがあったり、ホームページにはこども向けに美術館での鑑賞のしかたの動画があったりします。ふだん美術館に行き慣れない保護者のかたも、お子さんといっしょに動画で再確認できますね。
「こぐまちゃんカラーでうちわをつくろう」というワークショップも開催されているので、ぜひこちらもチェックしてみてください!
特別展アリス ― へんてこりん、へんてこりんな世界 ―
会期:2022年7月16日(土)〜10月10日(土)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
こちらはちょっと大人向け?
世界中で愛されて絵本だけでなく、映画、舞台、はたまたアートやファッションの世界まで、いろんなところに展開されるアリスの世界観を堪能できる、体験型の展覧会です。
展示空間に登場するチェシャー猫(左)と「狂ったお茶会」のインスタレーションでは、大人も子どもも不思議なアリスの世界にどっぷり浸かれそうです。
グッズも充実しているので、かわいいだけじゃないアリスの魅力にとりつかれて、つい散財しちゃうかも?!
まとめ
せっかく行くなら大人もこどもも楽しめる展覧会を!
ということで、絵本を題材にした展覧会を取り上げてみました。
長年愛されている絵本は、大人もこどものときに読んだものでなつかしく思ったり、今よみきかせているものだったり、これまで気にしてなかった作者について想いをめぐらせたりと、いろんな楽しみ方ができると思います。
もちろん、こどもといっしょに「かわいい!」と作品の世界に浸るのもいいですね。
涼しい美術館ですてきな夏休みのひとときをお過ごしください^^