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「幸せな事業承継」を考える旅 〜承継学in山形〜
先日、承継学の勉強会に親子で参加してきました。
メンターとして参加させていただいたのですが、学びをたくさん頂きましたので、記事にして残そうと思いました.
目次
1. 承継学って何?
2. 私たち親子が学び始めた理由
3. 衝撃の対談!伝統を繋ぎ革新を生む経営者の「在り方」
4. 承継を科学する 〜落合教授の言葉〜
5. 企業ブランディングと事業承継はつながっている
6. 学びを未来へ 〜私たちの次の一歩〜
1. 承継学って何?
「承継学」 まだまだ耳慣れない言葉かもしれません。
でも、これからの日本では、とても大切な学問になっていくと思います。
事業を次の世代に引き継ぐこと。
それは単に経営権を渡すことではなく、「想い」や「哲学」、そして「ブランド」までも受け継ぐこと。
そんな奥深い世界を学ぶのが「承継学」です。
2. 私たち親子が学び始めた理由
私自身、16年前に父から事業のバトンを受け取りました。
…が、正直言って、めちゃくちゃ大変でした。
アウェーな環境の中で、もがき、苦しみ、犠牲にしたものもたくさんありました。
だからこそ思うんです。
「次の世代には、同じ苦しみを味わってほしくない。何かを犠牲にしてほしくない。」
そんな思いで、「幸せな事業承継」をしたいと考えていた時に、DaiDaiのチームと出会いました。
https://shoukeigaku.com/
そして、今回は息子と2人で「承継学 アカデミーin 山形」に参加しました!
(娘は、ただいま育休中のため、残念ながら不参加でした)
3. 感動の対談!伝統を繋ぎ革新を生む経営者の「在り方」
今回の勉強会では、新潟の玉川堂・玉川代表と、静岡県立大学・落合教授の対談がありました。
これがもう…感動的!
玉川代表のブランディング哲学と珠玉の言葉の数々。
「かっこいい」なんて言葉では言い表せないほどの「生き様」
それを見守る奥様と娘さんの姿にも、胸が熱くなりました。
伝統を受け継ぎながらも、革新を恐れず、進化し続ける。
だからこそ、国内外からお客様が訪れ、新入社員が集まり、後継者が育つ。
これが、本物のブランドなんだ——。
4. 承継を科学する 〜落合教授の言葉〜
一方、落合教授は、事業承継を理論的に紐解き、わかりやすく言語化してくださいました。
心に刺さった言葉を、いくつか紹介します。
• 型破りをするには、まず型を知る
• 承継者は最高のベンチャービジネス
• 歴史、文化、技術を最大限に生かすべき
• 売り方を変える
• 承継起業家という考え方
• 変えるものと変えないものを学ぶ
• 求心力があるからこそ遠心力が生まれる
• 社史を活かした事業承継
もう、ノートを取る手が止まらなかったです。
5. 企業ブランディングと事業承継はつながっている
私はこれまで、自分なりに企業ブランディングに取り組んできたつもりでした。
でも、今回の学びでハッキリわかりました。
「企業ブランディングと幸せな事業承継は、不離一体である」
企業ブランドを築くことと、次の世代へつなぐこと。
この2つは、切り離せるものではなく、むしろ一緒に考えなければいけないこと。
もう一度、根本から考え直そう。
そう決意しました。
6. 学びを未来へ 〜私たちの次の一歩〜
今回の「承継学 in 山形」で得たものは、知識だけじゃなく、「想い」でした。
事業を受け継ぐことの意味。
ブランドとしての在り方。
次世代のために、今できること。
学びを止めず、さらに深めていきたい。
そして、自分たちの承継を「幸せな事業承継」にするために、また一歩進んでいこうと思います。
素晴らしいご縁に、心から感謝します。
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