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本音と建前

10月から派遣社員として働くことになりました。
接客業です。
派遣を選んだのは時給が良かったから。
それだけと言っても過言ではありません。

長野の2年間はパートをしてました。
従業員数10人以下の小さなお店でした。
そのため、オーナーの指示がすぐに届きます。
「先日言ってたアレやっぱり辞めます」
割と日常茶飯事です。

一方、派遣会社は大企業です。
コンプライアンス、プライバシー保護うんぬんカンヌン。
めちゃくちゃしっかりしています。


派遣先では、制服もあります。
頭髪、メイク、アクセサリーの指定もあります。
従業員には労働条件とか話しちゃいけないこともあります。

…めんどくせぇ。笑

ハラスメント、勤怠管理、有給申請。
全てに手順や決まりがあります。

…めんどくせぇ。笑

「かおりさんはないと思うんですが…」で始まる、言わないといけないマニュアルたち。
無になる私。
いつの間にか意識も遠のきます…。


もちろん大企業になればいろんな従業員がいるでしょうから、言わなあかんことたくさんあるでしょう。
しちゃいけないこと、規則などキッチリ言わないといけないでしょう。
言葉悪いけど、何百人といたらいちいち言わないと「聞いてません!」の一点ばりの人もいるのでしょう。
だから、分かります。
企業が言いたいこと、しなくちゃいけないこと。
全部わかります。
全部わかった上で言います
…やっぱり、めんどくせぇ笑。


オーナーワンマンの小さな会社が全部いいとは思いません。
オーナーの気分次第で変わるからです。
「こっちの方がいいのでは…?」
一応、口に出してみるけど採用はほぼなし。
でも、身銭切ってるのオーナーやからしゃーないな!と意外とスッキリ割り切れます。

しかし、大企業になると身銭の切っていない上司のもとで働くことになります。
それなりに責任とか、仕事の任され度合いも全然違うんですけどね。
そんなこと分かっているけど、なんだか腑に落ちない。
「あんた楽してないか?」
そう思ってしまうのです。



夫(企業勤め)が面接をするときは、ハラスメントになりそうな質問は一才できないそう。
会社の研修でそう言われているそうです。

一方、長野のオーナーの面接時は、結婚の有無、子供の有無、将来のこと、なんでも聞きます。
なんなら癖のある質問をして、それにどう答えるかで採用するかを決めてるんじゃないかと思えるほど。
まぁ、それは面接を受けている方もそうでしょう。
こんなオーナーやってられるか!となれば辞退すればいいのです。

しかし、これらの質問は夫の場合どれも聞くことができません。
なぜならハラスメントに当たるから。

結婚観とか人生の大きなイベントを聞かずして、転職という大きなイベントで何をジャッジするんだろう?

自分のことを話さないで採用されてしまった時に、聞いてたんと違うとなった場合、また転職する労力ってなんなんだろう?

…なんか生きづらいなぁ。
全部聞いて話しちゃえばええやん。


大きな団体になると身動きがしにくくなるんだなぁ。
福利厚生、働きやすさ、安定。
どの条件が自分にとって働きやすいか、考えなくちゃいけません。
私は37歳。
転職を繰り返し、ある程度自分の向き不向きがわかるようになりました。
しかし、今の20代は最初から見極めていく力が必要のようです。
本音と建前。
面接で聞いていたホワイト、クリーンな世界と実際のギャップを埋めること。
これこそが就活で一番必要なスキルのような気がします。
彼らの未来に幸あれ!


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