居場所を求めて〜メンタルトレーニングに出会って資格取得するまでの道のり⑤〜

前回は、大学での学びから大学進の進学先を決めるまでのお話でした。
今回は、大学院での学びについて振り返りたいと思います。

奈良女子大学はこじんまりとした大学ですが、そのメリットを存分に活かした学習環境だったと、今振り返っても思います。
同期の横の繋がり、先輩後輩の縦の繋がり、先生方との繋がりが強く、大家族のような雰囲気がありました。
スポーツ科学コースのみんなで運動会をしたり(先生チームが最も本気で強かった!?)、ゼミで先生方も一緒に誕生日会やピザ会、ケーキ会、バトミントン大会と思い出深い時間を過ごしました。

しかし、ゼミやコースでの発表会では、喧々諤々とした熱い議論が交わされます。自分の発表前はもちろん怖さもありました。でも、それもちゃんとやりたいから当然。より良い研究にするために、先生方だけではなく、そこにいるみんなが意見を戦わせる時間ということがわかっているので、良いストレスだったと思うし、終わった後は充実感がありました。

本気で遊んで、そして本気で研究して議論する。この両面があることが、私には心地良かったです。
片面ではなく、両面。学生時代に大事なことを学べました。

横の繋がり、という意味では、スポーツ心理学のゼミだけではなく、バイオメカニクスなど他の分野や、臨床発達心理学というスポーツの範囲を越えて学び、議論できる環境も私にとっては大きかったです。

なにより、紆余曲折あり、博士課程はバイオメカニクスの藤原素子先生のゼミに所属して、スポーツ心理学の研究を継続することになったのですが、これが自分の研究を知らない人にわかりやすく伝える良い特訓にもなりました。

「どの大学院に進学をしたら良いですか?」と聞かれることが増えました。その時に私が最も大切にしていることは、どこの大学か?以上に、自分がどういう姿勢で学ぶか?であることをお伝えていします。自分のゼミを飛び出して、多様な方と議論する時間をもつことで、自身の研究が深まると体感しました。

次回は、大学を飛び出した学会での学びについて振り返ります!

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