🌱起立性調節障害のリアル⑨ 夜に逃げ込む
私は血圧もかなり低いからでしょうか、
この歳になってなお朝が苦手です。
早朝は作業が進む、頭が冴えていると言われ
そのこと自体は理解しているのですが
自分の頭は7時半頃やっと稼働し始める感じです。
以前は5時起きでお弁当も作っていたのに…
どうやって動いていたのでしょう(笑)
寝たまま動いていたのかな。
私達が子供の頃も、そして今も、
幼いうちから「早寝早起き」は推奨されています。
今は減ったようですが、私の幼少期は
夏休みになると早朝のラジオ体操がありました。
スタンプ押してもらうんですよね、確か。
私は虚弱体質だったのでほぼ参加していなくて。
それでも、「朝早く起きましょう!」と
しょちゅう言われていたことは記憶しています。
夜に起きているもう1つの理由
以前もお伝えしましたが
起立性調節障害は自律神経のバランス不良。
「朝起きられない、夜寝られない」状態が
大きな症状の1つです。
これまで当たり前のようにできていたこと、
良いことだと言われ続けた「早起き」が
自分の意志ではできなくなってしまいます。
自分の怠慢ではなく、
起立性調節障害が原因であったとしても
子供達は自分が悪いことをしていると
錯覚してしまうことがあります。
例えば、自分自身が何か悪いこと、
他人にバレたくない何かをしているとします。
いわゆる“やましいこと”ってやつです。
そんな時、みなさんはどうされると思いますか?
堂々と日常生活を送れますか?
私ならば、できるだけ人との接触を減らします。
やましいことがバレないように。
悪いことをしていると指摘されないように。
明るいお日様の下ではなく
できるだけ暗く、目立たないところに
潜みたくなるものと想像します。
昼間は、家族やご近所の方など
いろんな方々と出くわします。
自分が悪いことをしていると思い込む子供達は
誰とも出会うことがない夜中に
活動軸を置くようになる場合があるそうです。
誰にも会わず、誰からも何も言われない夜は
彼らを周囲の目から守ります。
そう、子供達は
昼間の喧騒から夜に逃げ込んでいるのです。
夜に逃げ込まずにすむために大切なこと
では、子供達が夜に逃げ込まなくなるためには
どうすればよいのでしょうか?
それは子供達が昼間も安全と認識することです。
昼間でも自分を攻撃する人はいない。
昼間でも自分は存在していいのだ。
この気持ちが醸成されてくると
わざわざ夜に逃げ込む必要はなくなります。
そのためにご家庭では、昼間に是非
安心できる環境を用意してあげてください。
家にいて心身を休めていいんだよ、
今は無理しなくていいんだよと、
是非伝えてあげてくださいね。
とはいえ、起立性調節障害は
自律神経のバランス不良なので
気持ちだけですぐに治るものではありません。
しかし、昼間が安全だと思えないと
余計夜型に浸かってしまうことになりかねません。
時間は掛かるかもしれませんが
子供達がもし昼間に対して
不要な恐怖心を抱いているなら、
少しでも取り除いてあげたいと思います。
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まとめ
「起立性調節障害」に起こりがちな昼夜逆転。
調節障害でないにしても起こりうる
不登校傾向の子供たちの傾向ではないでしょうか。
夜に活動する理由の1つとも言える事例を
今回はお伝えしました。
今後も、実際の生活の中で
リアルに起こった事象を元に
書いていきたいと思います。
必要な方に届きますように✨
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