長男と次男 12
適応教室と別室登校
次男は適応教室に週1回ほど通うようになった。
適応教室は少し遠いので、
ゆくゆくは自転車で行ってもらうとしても
最初は私が通級サポートをするしかなかった。
幸いにも、私の部署はそのあたり融通が利いたのと
シフト制だったので、平日でも調整しやすかった。
また、いいか悪いかはちょっと横に置くとして、
夜でも突発事案が起これば、私が対応することが多く
その分大目に見てくれるところが多々あった。
この点では、私の部署の上司は先進的で助かる。
午前半休をもらい、適応教室に連れて行って、
また終わる時間に迎えに行くなど
業務時間を調整しながら対応していた。
そのうち、次男の中学校に
教室に入られない生徒用の「別室」が
正式に完備されることになった。
週2日の3、4時間目「別室」が解放される。
この別室の設営に際しては、
次男が所属するパソコン部が準備を手伝ったという。
自分で準備を手伝った「別室」
これは行かないわけにはいかないと、
週1回は別室登校も始めた。
クラブも週1回は参加。
合計すると、1週間に3日ほどは「登校」する、
というスタイルが定着しつつあった。
相変わらず教室には入られないけど、
定期考査も別室で受験し、クラブ帰りは友達と一緒。
別室登校した時には給食まで友達と食べて帰る。
中1の最初の頃と比べたら、本人も充実していて、
「学校に行くことができている」
自分を許せているように見えた。
別に自分で自分を責める必要はないと私は思うし、
何度も次男本人にもそう伝えていた。
が、どこかで植え付けられた
「学校に行くことが正義」という感覚は、
なかなか拭い去れずにいた。
真夏はやっぱり何かが起こる
高3長男は鬼門の真夏に向かう
学校側は当然のように夏期講習を毎日実施。
しかし出席が付かないなら、ほぼ休む長男。
まぁそれはそれで、自分の体調とよく相談して
自ら意思決定しているから、私としてはOKだった。
何度も言うが、起立性調節障害の子供に
真夏の脱水は良くない!
いとも簡単に貧血に近い状態にもなってしまうので
しっかりと水分補給。
長男自身もわかってきて、彼なりに対処法を工夫。
「塩分タレット」「スポーツドリンク」など
うまく工夫しながら摂取していた。
そんな矢先の7月の末。
我が家がまさかのコロナパンデミックに💦
新学期にはまた秋の勉強合宿があるし、
なんとか治さねば・・・という状況。
主人が一番最初に発症、次におそらく私、次男、
そして最後に頑張って隔離していたが長男まで。
ここでまた、症状が大きく分かれた。
高熱が一気に出て、頭痛と多少の咳、回復は早い
父と次男チーム。
高熱も多少出るが(私は38℃いかなかった)、
それよりも咳に長々と苦しめられるチーム。
もともと喘息を持っていた私と長男は
弱い箇所(気管)へのダメージが大きかった。
さらに味覚・嗅覚がゼロになったのは私だけ。
受け手側の体質にもよるのだろう。
コロナ恐るべし。。。
なんせ、秋には勉強合宿があり、長男は行くと言う。
学校保健法の期日をギリギリクリアした長男は、
まだ体調万全ではないにも関わらず、
自分の意志を通して、勉強合宿に向かった。
高2秋の合宿は比較的近いところだったこともあり
調子が悪化したら迎えに行くつもりで
長男を送り出した。