詩 「あさつゆ」
朝陽を吸う
遥か彼方から約束された
永遠のような幸せの日向を
冷たい春風に撫でられ
呼吸をする
世界でいちばん解放的で
世界でいちばん自由な
車がぽつぽつ通るだけの
静寂の朝
いつか真っ白な翼が芽吹いて
どこまでも飛んでいけそうな
そんな輝きに満ちた地球に
眠気も渇きも昨日の悪夢も
全部全部吹き飛ばして
ここにただ一人
私がいるぞと宣誓をして
また一日が始まる
史上最高の私と
大いなる希望を抱いて
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