幸福とは
FIJIに約3ヶ月ホームステイをしてたときのこと
5年前のことだから今はもっと発展してるかもしれないけど
(現にローカルバスの支払いがカードになったらしい)
舗装されてない道はあるし
バスは窓がなくレゲエミュージックが爆音でかかってる
そのバスも時刻表がないから”なんとなく”で乗るし
電車もない。
(線路はあるけど、サトウキビを運送するためのもの)
虫も動物も大嫌いなのに、至る所野良犬だらけ(しかもかなり凶暴め)
トイレの水が流れないこと多々
電気もちょくちょく止まる
家は隙間だらけやから虫も入るしGは当たり前
クーラーもない
食事も決してバランスの良いものではなかったし
水道水は飲めるかが怪しい(ステイ先では普通に出てたけど)
学校で使う教科書も繰り返し使っててボロボロだし
ノートや鉛筆も日本製に比べたら質の良いものではない
それなのに
自分でも驚くくらいFIJI生活に馴染んでた
むしろ、日本にいるよりストレスフリーだからか肌の調子最高やし
毎日笑ってた
アトピー肌だから念の為と思って、日本で処方された薬を大量に持っていったけど
自分でも驚くくらい使うことがなかった。
爆音のおかげで眠たい朝でもすぐに目が覚めるし、しばしばみんなで歌うことも
クーラーがなくても家の中に風の通り道ができていて割と快適だった
質の悪いモノでも全然苦にならない
ネット環境悪いのも気にならなくなった
その分、ファミリーと会話をしたり、近所に遊びに出かけたり、勉強したりと
することは思ってたよりもあった
ステイ先のママが作るご飯はカレーテイストがメインだけど
どれも美味しいし、いろいろ工夫もしてくれて毎日満腹
決して裕福な家庭ではなかったけど毎日どこかで笑い声が聞こえる場所だった
要は”モノ”じゃなくて
幸福にするかどうかは自分の気持ちなんだ
生きてるだけでもう幸せなこと
それを身をもって実感した場所
ここは
遠い遠い南太平洋に浮かぶ
世界で一番幸福だと言われている国、『FIJI』
またいつかここに辿り着けますように。