アニメ『転スラ』は何故こんなに面白いのか？
仕事始めでインフルエンザになり
奇跡の17連休になってしまった僕。
めちゃくちゃ気まずい。
…だが、それ以上に暇すぎる！
身動きもとれないので、毎日動画を見て過ごしていますが、大好きなアニメ『転生したらスライムだった件（通称、転スラ）』を見返しまして、あらためてこの作品は凄いなぁーと感心しました。
（ざっくり）
さえない会社員だった主人公は、ある日突然死んでしまい、ゲームのような異世界にスライムとして転生する。最弱モンスターだったはずの主人公が、知識と人柄で仲間を増やし、めちゃんこ強くなって、様々な困難を解決していく物語
※アニメは第３期まで放送（第４期は制作決定も時期未定）され、今後の展開も楽しみな作品です^^
転スラの何が好きって、
『リアリティがある』んです。
異世界モノなのに、
魔法やら魔物やらいるのに、
ありそうな世界に感じられる。
異世界がやけに等身大なんです。
この構成バランスは凄い。
リムル（主人公）は生前の知識を活かして、魔物達に栽培、建築、料理などを教え、生活が豊かになった魔物達はリムルを慕い、王として祀りあげる。
『もしも現代人が〇〇時代にタイムスリップしたら』のように、現代の僕らには当然の知識・技術・倫理観が、天才的発明となり皆を繁栄させていきます。
村は、異種族を積極的に受け入れ、協力を得て、街へ、国家へ発展します。街道（インフラ）整備、特産品の開発、人間からの種族差別への抵抗、、、字面で見れば、つまり人間社会の構造そのものが行われていくのです。
そこがエピソードとしてリアルで、かと言って生々しかったり頭を使い過ぎるような内容でもなく、むしろそのリアリティが視聴者の共感・納得に繋がっていくことが凄い（この点はワンピースにも通じる部分がある気がする）
リムルはとても賢いのですが、その行動自体は『僕らもやれるかもしれないこと』の範囲内にあり、その中の最適解を見ているような感覚。それが『ゲームで、アニメで、ドラマで、リアル』という不思議なバランスを産み、ついつい感情移入してしまうんですよね。
ちなみにリムルは善人ですが、自己犠牲者ではなく、自分達の生活を良くしたいから相手もWin-Winになるような提案をする人物（スライム）。弱い者は助けるし、赦すべきは赦すけど、殺すべきは殺す。
（僕としては主人公の偽善感とか、絶対に殺さない！みたいなキレイゴトに冷めてしまうことが多いのですが、転スラはそういう意味でも共感しやすい）
人間味がありつつも、判断は合理的で等身大。
理想の上司かもしれない…
『リムルのような人間になりたい』
と思うのは僕だけではないはず。
他にもいろいろ、アニメあるあるの『間延び（シーンが全然進まない時間稼ぎみたいなやつ）』が全く無いから飽きないとか、キャラクターの動き方が細部までぬるぬる滑らか過ぎて引くレベル笑だとか、全体に完成度が高すぎてヤバい。
もしまだ観てない方がいたら観てみてください。
アニメやゲームに興味がなくてもめちゃくちゃ面白いんじゃないか？と思える、オススメ作品です！
P.S.
そもそも、スライムって何かいいよね。
僕はいつも『スラリン』派です