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言葉の軽み 【詩のようなエッセイ】

軽さじゃなくて、軽み。
つまり重みの無さ。
軽口を叩くのと重みが無いのは違う。

想いを伝えたいとき
公務員の如くあれこれ注釈は要らない。
相手の心を動かすものは
納得じゃない。密度だ。

優しさは時に大事なものを隠してしまう
繊細なアートよりも
荒唐無稽な原木が語るもの

頭がロジカルに変換する前に
つまり 賞味期限が切れる前に
扉が閉まるスレスレに吐き出す
正しいかどうかも分からぬ本音

 それが魂で 本当の言葉

調理に必要なのは食材だ。
スキルの重要度は素材には勝らない。
いつの間にか定型文に縛られて
言葉がインスタントラーメンになったあなたへ

 魂は塊 削らずに 吐き出してみる
 その恥ずかしいものが、本当のあなた。

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