【読書レビュー】太陽の坐る場所│辻村深月を読んだ感想
【 おすすめ度 ★★★★☆ 】
▼ あらすじ ▼
直木賞作家の、痛いほど切ない青春の傷を描く小説。誰にでもある青春の陰にある心の傷に向き合いながらも、生きていくかつての少年所少女たち。
今年もあの子はクラス会に来なかった――。高校卒業から十年。元同級生たちの話題は、人気女優となったキョウコのこと。クラス会に欠席を続ける彼女を呼び出そうと、それぞれの思惑を胸に画策する男女たちだが、一人また一人と連絡を絶ってゆく。キョウコがかたくなに来ないのはあの頃の出来事が原因なのか……? 思い当たるのは、幼くも残酷だった日々の出来事。謎に迫るうちに、えぐりだされる過去の傷。教室内の悪意や痛み、十年後の葛藤、挫折そして希望を鮮やかに描く。解説・宮下奈都。(「BOOK」データベースより)
▼ 感想 ▼
皆が体験するだろう青春時代の切ない感じが描かれています。
人間関係というのか、登場人物一人一人の人物像が明確なのでそのリアル感からノンフィクションかと思った。でもこんなに皆コンプレックスの塊なのかな?同窓会ってそんなにやるもん?疑問はいろいろあったわけで、やはりフィクション!となりました。
共感する部分が多く、客観的には見れないから自分が物語に入り込んでいく感じ。じわじわ青春時代を思い出しました。
辻村さんらしいカラクリがあり、読み応えのある作品でした。人の気持ちを考えることの大切さを改めて痛感しまして、また明日から精進です。
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