よくある光景から生命力を語ってみる
毎朝行くゴミ捨て場の側にある駐車場。最近新しくできた駐車場だが、そのアスファルトの一部が盛り上がっていた。よくよく見るとちっちゃな緑色の芽が顔を出している。それからの成長は速かった。光合成さえ出来ればこっちのもの!とばかりにグングン伸びる。
ついこの間までここは一面の畑だった。地中に残っていた根っこは頭上を硬いもので完全に塞がれて、光も一切当たらなくて、どうして地上に芽を出せたのだろう。
生命力ってすごい。何かのきっかけを掴んで、真っ直ぐに引かれた白線を歪ませアスファルトを突き破り出てくるなんて。
これを人間界に当てはめて、根本的な部分がしっかりしていたらどんな環境でも最終的にはどうにかなるという考えは甘いのかも知れない。
だけど。
信じてみる価値はあると思う。