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今年やめたこと
いつもならこの時期、
来年の抱負とか来年の目標とか
おまじめに仕事のことを考えてエネルギーを燃やしていた。
でも、今年は違う。
もうすぐ一年がたつ。やめよう。もう無理だ。このままでは死ぬ。
と本気で思った。
ちょうど一年前の、12月27日。
私はいつものように、来年初めにある大きな仕事の準備をしていた。
泣きながら。心がぐちゃぐちゃだった。
数日前、大切な友達が貸してくれた大切なものを無くした。
とにかく忙しくて、いつもとは違うざわざわした日を
送っていて、
別次元を行ったり来たりしていたんだと思っている。
あの頃本当に、よくものがなくなった。
それも、変ななくなり方をするので、さすがに私も
何かがおかしい。と思い始めていた。
そして元旦のあの日、大きな地震が起きた。
急に、私の心は決まった。
心を尽くしてきたことをすべてやめた。
クリスマスのプレゼント。誕生日のプレゼント。
給料の明細書に書く、感謝の言葉。
ねぎらいの食事会。
他にも、自分の時間と心を尽くしてきたことを
すっかりとやめた。
気が付いてしまったのだ。
自分が求めてきたことを。
子供じみて居ると思われようが、私は大切にされたかったのだ。
自分が自分を一番大切にしてこなかったことに
気が付いてしまったのだ。
私の誕生日は3月。
初めて、何もなく、一人で迎えた静かな誕生日だった。
とても心が静かで、なぜか満たされた感じがした。
いつもどこかさみしくて、嬉しくない誕生日だった。
みんなといる方が、一人よりもずっと悲しかった。
この一年間、徹底的に、嫌なことはしないと決めて
自分の心の声だけに従って、いろんなことをしなかった。
去年の私と今の私、確実に違う。
今日はクリスマス。
特別何かをしようとは思わない。
何もしなくても、満たされている気がしている。
来年は、どんな私になっているのだろう。
誰が私を見つけてくれるだろう。
私は、何を望むだろう。
これから私は、もっともっと、やりたいことをやる。
やりたくないことはやらない。
自分を大切にするのだ。