なぜ国語が大事なのか?【国語の力は親で決まる】
学力の決め手は国語だった
無事に発売日を迎え、書店に並びはじめている
花まる学習会 代表の高濱正伸 最新刊!
『小学生の全教科の成績がアップ! 国語の力は親で決まる』(高濱正伸 著)
本日は本書の「1章 学力の決め手は国語だった」の一部抜粋で公開です。
●なぜ国語が大事なのか?
私が講演会などでいつも伝えているのは、伸びる子どもは家庭における言葉の文化がしっかりしているということです。親御さんの国語力が、子どもが伸びるカギを握っているということです。
あらゆる分野の第一線で活躍されているメディアアーティスト、落合陽一さんの講演を聴けば、彼が言葉に厳密であることがわかります。言葉に厳密というのは、その人が世界をはっきりと捉えている証拠です。似たような言葉や事物、事象を明確にわけて解釈することができているのです。そうやって世界を明確に捉えている人から出てくるアイディアには常人との明確な差があります。
一方、世界をはっきりと捉えることができていない場合、日々押し迫ってくる物事や状況に対して、ぼんやりとしか受け取ることができず、どういう方向付けをして進んでいいかわからず、無用に悩んだり、悲観したりしてしまう傾向が強いと言われています。
現代の悩める人たちに共通するものは、自分と他人を比較してしまい、自分は人より劣っているのだと頭を抱えて立ち止まってしまっていることですが、なぜ、そのような状態に陥ってしまうのでしょうか?
元をただせば、その境界線を分けているのは、国語力の有無なのです。
国語力があれば、厳密な言葉によって、世界を明確に捉えることができます。しかし、国語力がなければ、世界を正しく捉えることができません。そこには明確な差があります。
国語力のベースは家庭にあります。親御さんが家庭で使う言葉が国語力のベースになりますが、当然ながら、家庭ごとで国語力はまったく異なります。
書誌情報
まず国語! 「はじめに」を全文公開【国語の力は親で決まる】
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