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読書記録『天使があなたに伝えたい10のこと』

こんにちは、神崎翼です。
以前読んだ『一番わかりやすい はじめてのオラクルカードREADING』という本で知ったオラクルカード。簡単に説明するとタロットカードに似ているカード型スピリチュアルアイテムなのですが、描かれるモチーフは多種多様で、その中でもオススメと紹介されていた一つがエンジェルオラクルカードという天使が描かれたカードシリーズ。なんとなく調べてみるとスピリチュアル界隈では有名人らしい方が描かれたシリーズらしく、著書を読んでみることに。

というわけで、今回の本はこちら。

天使があなたに伝えたい10のこと
(ドリーン・バーチュー著、奥野節子訳/2017.7/アソシエイツステップワークス)

エンジェル・オラクルカードの作者ことドリーン・バーチューが、天使から受け取ったメッセージをそのまま書き記した本です。前書き以外はすべて天使からのメッセージで構成されています。

はじめに 天使があなたに知ってほしいこと
第1章 目が覚めている時の夢 あなたの真のアイデンティティについてのメッセージを
第2章 なぜ2+2は3にならないのか 自由意思についてのメッセージ
第3章 協力して目覚める 人間関係についてのメッセージ
第4章 スピリチュアルな完璧さ ゆるしについてのメッセージ
第5章 四つの身体 ヒーリングについてのメッセージ
第6章 ゆだねることの恩恵 手放すことについてのメッセージ
第7章 神は幸せそのもの 答えられた祈りについてのメッセージ
第8章 覚醒の光 選択についてのメッセージ
第9章 穏やかな高揚感 本当の満足感についてのメッセージ
第10章 人生の目的 永続する幸せについてのメッセージ
あとがき あなたの使命、あなたの生活、あなたという存在

P.10-11より引用

天使が伝えたいことをざっくりまとめると、
・今生きている世界は夢であること
・私たちは神に愛された完璧な存在であること
・生き方には愛の道と恐れの道があること
・どのように生きていけば幸せなのか

という内容でした。

ここまでがっつりとしたスピリチュアル本を読むのは初めてだったのですが、なんだが既視感が……? なぜだろうと考えた結果、ミニマリズム、節約、自分にやさしくする系の自己啓発本と根底が同じでした。

例えばこの辺り。

“資格がある”という言葉は、ある人は他の人よりももっと価値があるということを暗示しており、分離という恐れに基づいた考えです。この考えについてのスピリチュアルな真実は、光を常に放っている太陽に例えられるでしょう。植物は、自分に太陽の光を受け取る“資格がある”かどうか言い争っているでしょうか?そんなことは決してありません。なぜなら、すべての植物は太陽の光が必要だからです。それはあなたも同じことです。

P.30 第1章 目が覚めている時の夢 より引用

他人に感心してもらうために、自分の経済状況を超えた生活をしているなら、それは低次の波動の道であり、欠乏感や苦痛やドラマがもっと多くもたらされるでしょう。

P52 第2章 なぜ2+2は3にならないのか より引用

●ジャッジメント、恐れ、エゴは、タバコと喫煙者に“悪い”というレッテルを貼ったり、もっと厳しい言葉を使ったりします。
●識別、愛、真の自己は、「私はタバコの匂いや喫煙者に魅力を感じない。だから、近づかないようにしよう」と言います。
 識別では、他者にレッテルを貼るということはしません。自分の正直な感情を認めるだけなのです。

P.99-100 第4章 スピリチュアルな完璧さ

 神からの分離を感じる理由の一つは、あなたのマインドや環境がうるさすぎて、絶えずやってくる捉えにくいメッセージが聞こえないからです。毎日、静かな時間を自分に与えてください。

P.129 第5章 四つの身体 より引用

「他人は他人、あなたはあなた」「見栄は不要、必要なモノだけで暮らすのが一番」「自分の感情を素直に認める」「一人で過ごす静かな時間が大切」……スピリチュアルってつまりは人生の生き方の一つなんだなぁということを実感した本でした。もちろん、納得できない部分もありましたが。

 あなたは誰かの病気が治るように祈っていましたが、その人は亡くなったとしましょう。あなたは自分の祈りが聞き届けられなかったと、神を非難しませんか?すべての祈りが聞き届けられるのに、どうしてそんなことが起こるのでしょうか?

P.176 神は幸せそのもの より引用

こことか。祈りが届かなかったことに対するスピリチュアルへの揺らぎへのサポートまでしっかり書かれているのはさすがだなとは思いましたが、納得とは別ですよね。よりよい人生の手助けの一つとして、使えるところだけうまいことスピリチュアルも使っていければいいかなぁと思いました。

勉強になる部分も多いので、人生が程よく安定している方は一読おすすめです。メンタルが不安定なときに読むと傾倒する類の本なので、そういう方には程よく距離を取っていただければと。

それでは今日はこの辺で。
次の記事でお会いしましょう。

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