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耳鼻咽喉科学 平衡神経

めまい

①回転性めまい:周囲が回転してるように感じる

眼振を伴うことが多い

②非回転性めまい:浮動感(ふわふわした感じ)、動揺感(体が揺れている感覚)、眼前暗黒感(たちくらみ)

めまいの疾患

①末梢性前庭性めまい

内耳と前庭神経障害による

片側性の急性発症が多い

症状:激しい回転性めまい(閉眼で悪化)、悪心、嘔吐

聴覚症状を合併する

②中枢性前庭性めまい

前庭神経核およびその上位のニューロン障害

脳腫瘍や変性疾患→非回転性めまい

血管障害→回転性めまい(閉眼しても変わらない

聴覚症状を合併しない

③非前庭性めまい

起立性低血圧、不整脈、低血糖、貧血など

参考)乗り物酔い

医学的には動揺病と呼ぶ

乗り物内での位置及び加速度情報の対応がうまくいかないと混乱し、酔う

検査

頭位眼振検査

頭をゆっくりと5方向に動かし、眼振を確認

頭位変換眼振検査

頭を急速に繰り返し動かし眼振を確認

カロリックテスト

頭部を30度前屈した状態で、左右の耳に温水・冷水を注入すると外側半規管を刺激することができる

正常なら

温水注入→注入した側の耳と同側に眼振

冷水注入→注入した側の耳と反側に眼振

回転検査

電気眼振計をつけて椅子を回転させて眼振を観察

正常なら回転方向と逆に眼振する

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