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一番楽な言い訳の常套句

世の中、どこもかしこも人手不足と言われてます。景気が悪いことが影響なのか、そもそもその企業に魅力がないからなのか、それぞれにそれぞれの事情を抱えながら、慢性的な人手不足に嘆いている次第なんだと思います。
その人手不足だと言うことを理解していても、このニュースには違和感を感じないわけにはいきませんでした。

焼き肉と言ったらこの店となるくらい、ものすごい勢いで成長してきております。値段の割には質のいい物を提供し、今日は日曜日ですから、それこそどの店舗も満員になるくらい人気のお店です。
もちろん個人的な感想でつぶやいているものですから、全てが全て正確な情報とは言い切れませんが、


これが事実であるとするならば、しっかりと改善が必要な訳です。


改善策を講じる時に、一番問題なのは、その改善策が現実的なものであるのかをしっかりと考えることが必要になります。あくまでも記事です。なので記者の主観的な言葉が混じってる可能性は否定は出来ないのですが、ここで講じた改善策は以下になります。


人員の採用強化、教育体制の充実、および従業員の定着を促進するための取り組みをさらに強化しております。


これってすぐに効果なんて出ないですよね。SNSでの投稿の趣旨は、「注文したのに長時間待たされた」というのが主訴になります。しかし改善策を講じてるのは、まるで人が悪いと言わんばかりの改善策であって、それも明日から劇的に変わるような内容ではありません。ということは、


この投稿そしてクレームは、明日も続くことになります。


もちろん企業ですから営利目的なのは仕方ありません。しかし儲ければサービスの質はどうでもいいのかと考えているとするならば、それこそ責任者の質の問題になるわけです。雇われの身と言ってしまっては、それこそ意味のないことになるのですが、人手不足だと言うことを問題にするのであれば、責任者は、「何人いれば良いオペレーションを維持できるのか。」というのをしっかりと把握して、


それが下回るようなら営業しないという覚悟を持たないといけないのではないでしょうか。


営業しないと売上が確保できないと、浅はかな考え方を持つ人に、ここで反論します。人数が確保できない状態で強行に売上を確保する利益と、強行で営業した結果で、このような事態が度々起こることにより信用が低下することによる顧客減と、


どちらが損失が大きいのかというのを分からないのなら、それはもう運営責任者として失格だと思います。


育成の問題と言うのなら、現場スタッフではなく、責任者の育成の問題です。
私が責任者であるならば、もしシフトが回らない日があるなら、そこは臨時休業して、そこに配置するべき人を、他の日に配置して人員を確保します。もしかしたら月に1日ではないかもしれません。それはその都度報告します。そして文書に残します。その提案を上が認めないのであっても、提案は文書でしてるわけです。その判断は会社なのですから、


それは会社の問題です。


これは全て会社の問題です。その会社な問題を人材不足と言うだけで片付けてしまい、営業体制は考えず、今後に向けて改善しますと片付けてしまう姿勢。こういうのを知ってしまうと、


数字が良ければ顧客は無視なんだなぁって思います。


エッセンシャルワーカーだとするならば、1日たりとも休んでしまっては、大きな影響が出ます。ですがこれだけ大きな会社なんですから、そこの店が休みだとしても、近所に支店はあるんです。なぜ連携を図らないのか、なぜその店だけの問題にするのか。こういうことが見えてしまうから、


人材不足が改善できないんだと、個人的な感想です。

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