VUCAの時代に3年以上の経営計画は別にいらない気がしてきた
実家の会社を継いで10年ほど。帰ってきた時は父親が全て決める会社だったので、中長期計画作らないといけないなー、と当時の役員たちと頑張って作った。その後も3-4年ごとに作り直し、全社員向けに発表会したりして来た。来年また発表の時期なんで前回のを見返して思うんだけど、全くもって計画通りに全然進んでない。
当時期待していた分野は辞めてるし、期待してない分野が利益の新しいコアになってたりする。1,2年の間はまだ、マシなんだけど、3年目になると現実と計画がズレすぎて社員はみんな昔の計画など見なくなるのだ。今の時代はVUCAといって何が起こるか分からない時代。そんな時に計画が意味あるのか。
銀行さん向けには一応必要だけど、利益出てるなら別にうるさいことは言ってこない。スタートアップもExitまでのロードマップを投資家に示さないといけないんで必要だろう。でもうちは100%同族会社。3年以上のいらないんじゃないか、逆に作る事によって組織が硬直的になり、良さが失われるのではと思ってる。
うちくらいの売上が数十億程度の同族会社の良さは小回り聞かせて大企業が一番やられて嫌なことをやり続けることが出来るゲリラ的な所だと思ってる。保つべきスピリットは伝えよう、今何やってるかと再来年まで何やるかは伝えよう、その後はその時の風が吹くのだ。