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燃え尽き症候群(無気力症候群)になる理由とその対処法について

 季節の変わり目ですね、お身体には十分お気をつけください。さて、今年も早いところで残り1ヶ月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。締めくくりに向けて皆エンジン全開でラストパート、そう上手くは行ってない人が多数なのではないでしょうか。今回は、今年残り1ヶ月を走り切るため、そして2023年へといい形でつなげるために一つのある症状とそれへの対処法について説明します。これを見ている人の中にも、もしかしたら当てはまる人がいるかもしれないので、「自分もかも」という気持ちで聞いてみてください。

燃え尽き症候群(無気力症候群)とは


 この時期によく起こるのが燃え尽き症候群、いわゆる無気力症候群のことである。それまで熱心に取り組んでいたものがいきなりプツンと緊張の糸が切れたように、突然やる気を失ってしまう状態になることだ。これを見ている者の中にも実際に、わかっているのに行動できない、やる気が出ない、そんな自分に嫌気がさす、そんな風に感じる人はいるのではないだろうか。事実、私も以前まで何度もこの状況に苦しんでいたうちの1人である。あれだけ努力したのに結果が出ない。それに対して頑張る意義を見失ってしまい、まるで火の消え終わったマッチのように、何に対しても無気力で腑抜けた状態になってしまう、これがいわゆる燃え尽き症候群である。

燃え尽き症候群になる理由

 そもそも一体なぜ、燃え尽き症候群になってしまうのだろうか。答えは単純である。それは、あなたが頑張っているからである。「え?パラレルワールド?何ゆーてんの?」 これだけ聞くとそう考える人もいるかもしれない。しかしこれがあなたが燃え尽き症候群になるただ一つの理由だ。だいたい、初めから何も頑張っていないような人は、燃え尽きるどころか、火の一つも点くことなく消えていってしまう。そもそも日頃から何の努力もしない人は今自分が頑張っているかどうかもわからないのである。あなたが努力をしているからこそ、あなたは燃え尽き症候群となり自分に嫌気を感じてしまうのだ。

それへの対処法

それでは実際に、その燃え尽き症候群についてどう対処したらいいのか。主に段階は2ステップある。


1ステップ目
今の自分を受け入れる

そもそも、頑張らないことはそんなにもいけないことなのだろうか。もともと人間というのは怠ける生き物である。ちょっと時間があったら携帯を触るし休憩だってする。それがごく普通の姿なのだ。実際に人間は、報酬か危機感の2択でしか行動しない。〇〇をすればいいことがあるからやる、〇〇をしないと罰があるからやる。それが人間が行動を起こす理由である。だからこそ、頑張っていないという状況はごく当たり前のことである。頑張っていないあなたがダメダメなのではなく、それが普通の人間で、頑張っている人がとてつもなく偉い、ただそれだけのことである。そもそもまずあなたは頑張ってるよ。今日も元気に生きている、ただそれだけで感謝してくれる人がいる以上、あなたは頑張っている。それに加えて、自分で余裕があった時に、気が向いた時に、ちょっとだけ頑張ればいい。その時は自分のことを盛大に褒めてあげよう。今日も偉い、よく頑張ったと。燃え尽き症候群を抱える大半の人は、勘違いである。頑張ってないかどうかを決めているのはいつもあなたである。そういう時は少しだけ"頑張る"のハードルを下げてみよう。朝、起きたくなったら起きて、ご飯を食べて、眠たくなったら寝る、今日も生きた。それだけでいいじゃないか、自分をもっと褒めて愛してあげよう。あなたは今日も偉い、頑張っている。決してあなた自身を責める必要はない。今のありのままのあなたを受け入れ、愛してあげよう。

2ステップ目
休息を取る
1ステップ目で自分を受け入れ、十分愛してあげた。それでは次に休息を取ろう。燃え尽き症候群にいるあなたは、言うなればガス欠の状態にある。マラソンで例えると、42.195kmのうち40kmを全力で走ってきて、疲れ切って身体がうまく機能していない状態にある。そこでうまく機能しないまま突っ走ってしまうと自分自身を壊してしまうことになる。思い切って休息を取ろう。タイムより名誉よりまず何より大事なのはあなた自身である。一度休憩してみよう。考え方が変わるかもしれない。ここで大切なのは好きなだけ休むことである。たっぷり休んでみて、それじゃあそろそろ走り出そっかな、とかそろそろやってみようかな、とか思い始めたらそれは十分に休息が取れてエンジンがまたかかり始めた証拠である。そこからまた自分のペースでゴールに向かって走り出せばいい。もちろん自分の身体が一番だからそれをまず第一に大切にしてあげることを忘れずに。

最後に

今年も早いところで残り1ヶ月と少し。その中で今もなおこういう症状で苦しんでる人を少しでも手助けしてあげるのが、自分の役目であり使命である。これを見たあなたの症状が改善し、またあなたが別の誰かに伝えることで、その輪が広がっていくことを切に願う。

あなたは今日も頑張っていて偉い。

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