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不明瞭な凍結を期に青い呟き鳥の世界を離れた御話

つい先日、何の前触れもなくTwitterアカウントが凍結されまして。
その際私が最初に感じた事は
「じゃあ もういいかな」
だったのでした。

Twitterから強制的に離れられる事に存外心スッキリしたこと。
所謂SNS依存という程でもなかった自身すら感じていた常にTwitterがそこに在る感覚。
良い機会なのでそうした事を徒然と綴ってみたいと思います。

SNSによるストレスを感じている方や、かといってTwitterの代替えとなる情報収集や人との交流について悩まれている方にも響く記事になるとよいなと思いつつ。

ああしたものはですね、離れてしまえば割とどうというものでもないのですよ。

その日は突然に

2023年5月28日の朝でした。
私は現職が夜勤のため仕事上がり、帰宅後お風呂を出てゆったりした時間で
特に何を求めてでもなく流れのようにTwitterを開きました。

※"nn"はフォローしてるとキリがないジャンルをリストで纏めてホームタブに置いていただけのもので、凍結関連の表記ではないです
そしたらこれです。

人によってはとても慌てるかも知れません。
私は「..は?」でした。
そして割とその場で
冒頭の「じゃあ もういいかな」が出たのでした。

さて、以前から理由の分からない凍結祭りといった話は沢山聞いていましたがそれが実際自分にも起きた形です。
通知された文面だってまともな詳細も記載せずの上で”あなたのアカウントは停止されたので間違いなら問い合わせて下さい”って
ほぼ詐欺メール文面のようでちょっと笑ってしまいました。

この後私は凍ったTwitterを一旦放り、家事や雑用や作業をしたりゲームしたり日曜朝の番組を流したり。

そしてひとまずスクショ等で記録だけ取りつつ
アプリ連携どうなっているだろうと見ていると再連携を促されたので一応試したところ

やはりこれでした。


今思っても時間が経って焦ってくるとか全然無くて。
誰かが何年も、何気な日々も沢山考えた事も様々綴って来た積み重ねを
こんな簡単に杜撰に凍らせて見えなくしてしまうんだなって
そうした呆れと傍観に近い視点でした。

Twitter社に感じてた杜撰さは長年のものだったので
これがイーロン・マスクになったからどうのには思いませんでした。
CEOが彼になってから特に酷くなったのは各所のスパム率かしら(DMとか特に無茶苦茶で一切管理対処されてない印象ですよね)。

そしてその日も夜勤だったため昼下がりにはそろそろと就寝時間になったものの、キャッシュが残ってる内にと自身のホームの呟きを録画していったのですが、意外と遡れて限界まで行った際にもう30分くらい経ってて
ここまでかというのと、これからはこんな時間も他に使えるんだなぁってそちらに感じ。
その場で端末のユーザーデータ含めTwitterアプリさっくり消して
眠りについたのでした。


Twitterの意義

どなたが仰ったか、Twitterは誰でも使える”開かれたラジオ”でした。
自由に日々の何を呟いたっていい。独り言の集合体。

それが育ち過ぎて今は色々おかしい状況も多々孕んではいても
精査していく事で、素敵な物事の捉え方が出来る人の言語表現に不意に巡り会える場所でもありました。
私が何気に言葉に残していた事に、逆にそうして巡り合って下さって捉え方に感じ入って下さった人が居たり。(そんな何気ない呟きに「文章が綺麗ですね..!」とまで言って下さった事まであったり

でも開かれすぎていて
思考の濁流に翻弄される事だって多々多々ある場所でした。
身勝手な言論。根拠のない前提での他者批難。それに賛同する大勢。それを言い潰す為に論説を構築し反撃する大勢。断絶。共謀。論争。
無縁で居ようとしても、私自身それはおかしいんじゃないかって思った事に遭遇すれば一言物申したくもなるものでした。
かといって其を逆に罵るような人達の同調に見えては駄目だと頭を悩ませ指摘文面を構築し放つ。
そうしたらそれはそれでいいねやRTが来るものですが、して下さってる人を追うと、ちゃんと言葉を選ぶ人もいれば反撃という”攻撃”に乗っかって暴言を吐いている人も多く。
そっとそのTweetへの反応をミュートする、なんて事も結構あったものでした。一個の整理と放出ではあれ、あの時間は何だったのかと思うほど。

ネットの海に放っておく事は結構後々からでも誰かに届くもので
そうした経験からもむしろ反応が無くともちゃんと”これは素敵なこと””これはおかしなこと”を発信して残したい気持ちはありました。
でも今のTwitterって個々が何かの陣営に群れて他陣営を攻撃するような”何かに属する”事に縋る人で溢れすぎてる感覚もずっとあって。
こんな事はただ総ネット時代になって可視化され易くなっただけで、単に人と社会が昔から抱えているものでしかないのでしょうけど。

Twitterでなければ言葉は残せないのか

こう長々書いているように、私Twitterでも短文の呟きってあまりしていなくて。
何か言いたい事があってもその場で思ったまま脳直で書き出すような事はせず文章を下書きに収め推敲し、折り畳まれない3Tweet内に纏めて放っておいてみる、という事が最近は特に多かったのでした。
話題の旬は過ぎててもちゃんと文章を構築したかった。

むしろ
そうした長文が向くのってこうしたnoteのような場所のはずだったんですよね。
ただ元々きちんとした文章の多い印象のnoteに比べ、Twitterは膨大な思考の坩堝で
その中である程度整理したものを残しておく意義があるとも感じていたのでした。

日常も思考も併せて好んでフォローして下さってる、こちらも読ませて頂いている相互さんなりだけにでもちゃんとしたものをお出ししたいという感覚もありました。
例えばフォロワーさんは知らない物事についてだったとしても、ちゃんとした文章ならひとつの興味を持って届く事だってある訳で。逆に、私が馴染みない何かについてフォローさんが楽しく時には心砕いて呟かれている様に興味深く読ませて頂いた事だってあった訳です。

でも同時に、だからこそ何かあった時にきちんと書いておきたいという気持ちがどうしても先立っており、それがもうずっと続いていたのだと振返ります。
気軽にどんどん雑多に呟いていく使い方をしてる人の方がきっと多いのだと思うのですが
私は折角全世界に放つなら形を整えたかった。
日記的なものだとしても
思考を文章にするというのはそれくらい大切な事だと私は捉えています。

でもTwitterは特に、世間一般どうしても刺激的瞬間的な言動が爆発的な拡散を重ねるもので。
丁寧に書いた文章も、勿論誰かには届いていてもあの渦の中に埋もれていくというか
そういう丁寧な場所ではない訳で。

例えば凍結の少し前に呟いたとあるTweetが多少の拡散と次々のいいねを頂いていたのですが(※それが急過ぎて凍結したのか..?と最初思いもしました)
私にとってその先頭のものよりもそこから続く文章が届いてほしかったものの、Twitterというのはそういう場所ではなくて
只々目に見える拡散が拡散を呼んでいく性質の場所で、それを開いて皆が全部読んでくれる訳でもなくて(個々のインプレッション数で丸わかりでした)。

それはとある人の所属グループ脱退公演について先頭に描き下ろしイラストを入れて少し語ったツリーでした。
それだけではいつものように動きはなかったものが、その界隈で著名な方がRTして下さった途端に軽く爆発したのでした。
これは要はイラストの拡散という性質のもので、それ以上掘下げない人が多かったのかなというのは解るつもりではありましたし
最下部にいいね下さった方もいらして
自分でもそうですが良い文章だと思っても一個一個いいねをつけていく訳ではないですし、考えている以上に読んではもらえてもいるのでしょうけど。

この界隈のTwitter外のコミュニティで同様の事を書き込んだ際にはやはり深い反応が多く。
Twitterでだってその人やグループを好きな人が拡散いいねして下さってるのでしょうに、そこはやはり場の違いに感じるのでした。

宣伝の場としてのTwitter

効果のあるなしを問わず世に放っておくだけでどこでフックになるか判らないのが宣伝というもので
私も個人での週一漫画連載の事を時折告知していたものでした。

一個のみでずっと使って来たアカウントではそれは固定に起きつつ控え目にして、連載を始める機会に一応別で創作特化のアカウントも作ってみていました。
でもどちらでやっても感じるのが
単にタグに反応するだけの、自身も宣伝したい人が数字の殆どだという事でした。
告知系を相互さんがRTしてくれるくれないで荒れた件のTweetが少し前に拡散されていたのを見掛けましたが、あれって実はそんなにムキになる程の意味はないのに感情的な問題なのかなと思いながら読んでいたものでした。

私は膨大なフォロワー数の方と相互でその方がよくRTして下さったりしていたのですが
直後にホームに赴いてみても他の方のもどんどんRTなさるからあっという間に流れてしまって、実際はインプレッションもリンククリックもほぼ増えていないのを何度も体感しており。
で、更新されたサイト側ではそちらで直接どんどん読んで頂けているので、Twitterで告知する意味とは..?とよく考えたものでした。

とはいえそんな中で巡り合った創作系の方からご感想を頂いたり引用で宣伝して頂けると本当に嬉しくて。
数字だけでないそうした事も稀にあったりするのはひとつの意味ではあったかと思います。
私自身もどなたの作品に反応するならなるべくそうした事を心掛けていました。

ただ現実問題常に同じ宣伝を繰り返し流していたりひたすら関連タグにいいねしたりする人で溢れていて、Twitterはどちらかといえばそうした中に個人は埋もれていく感覚が先立っていました。
”たまたま”見付けてもらうしかない。
勿論それで知ってもらえる事はとても嬉しい事でノーコストならやっておけばいいのでしょうけど
そこも私の性格的にどう興味を引くか考慮しつつ告知Tweetを組んでしまう訳で
そして
流れていってしまう訳で。
私にとっては精神コストがかさむものでもあったのでした。
(別途直接読んでもらえているので”読んでもらえない”とかではない訳ですが、向き合っても仕方ないのにTwitterで宣伝する意味に向き合ってしまうんですね

普段のアカウントでふと告知した際に、映画方面で繋がった相互さんが連続いいね下さった事があって
それは本当に嬉しかったですね。。
宣伝云々より、先述のようにそうした不意の嬉しさが潜むのはTwitterで告知する意義ではあったのかも知れません。

少しオチのような。 そして それでも

実は
どういうあれか、翌日朝には凍結は解除されておりました。
(通知設定onにしていた公式アカウントの新呟き通知が来ており、こういうのは来るんだって飛んでみたら あれ..?と)

でもそこまでにとうにアプリも消しており、この先の事もどんどん頭の中で組み立ててて
私はこれからTwitterに使っていた時間や精神を沢山の事に使うんだ!ってワクワクしながら速攻退勤してきており
何を今更とTwitterに戻るつもりは一切起きなかったのでした。

こんな事送って来ておいて..

運営から来ていたメールは当日のこれだけで、解除後にあれは間違いでしたなんて何にも無く。

Twitter社に問い合わせる無意味さは以前の体験から感じつつも、こんな事の当事者になった機会ですので
不明瞭な凍結と解除の理由説明の希求、及び凍結したならしたでしたままにしておいて頂けませんかと一応問合せを送りました。

..といっても直接このメールから行こうとしても「ログインしていないか、凍結またはロックされていないTwitterアカウントにログインしています。このリクエストを送信するには、ログアウトし、凍結またはロックされたアカウントにログインしてください。(※原文ママ」とのことで
既に凍結されていない私が誤凍結とその後について問い合わせるのにはかなり変化球が要って面倒だったのですがやるだけやっておきました。
まだお返事は返って来ておりません。
(以前も普通の質問を勝手にケースクローズした会社ですのであまり期待はしておりませぬ(その時の恐らく日本法人メンバーは大量解雇されてるはずとはいえ

何となくですが、創作告知用とふたつアカウントが存在した事で凍結回避用と捉えた?
のだとしても文面からするとそれで凍結されるのは後から作った告知用アカウントのはずなんですよね。そちらはメイン凍結後も普通に生きてました。
(各々何年何月からなんて簡単な情報、ユーザーにすら見えてるのに何ひとつ”慎重に審査”してない訳です

まぁ少々困りましたのは
Twitter社が勝手に凍結したのであれば強制的にもう戻れないので黙って居なくなる他無かった形をとれた訳なのですが
実際その理由で離れましたのに今また勝手にアカウント復活されているのが現状で、当日気付いてた人もああよかったって終わっておりますでしょうし。
ここであえてあちらから離れる話なりアカウント削除なりTweetに纏めてご挨拶するのもまた違うのでですね..。
(冒頭でも触れたようにこれまでの様々な蓄積を一旦とはいえ安易に無に帰された事にも呆れと傍観に添えて静かな怒りはありましたので、これを自分の手で処分する選択はしないのです(そしてそうした場にこれ以上文章を蓄積する事の虚しさの再認識もありました

判りやすく凍結表示になっていれば心配して他所を探して下さる方もいらしたかも知れませんけれど
普段から呟きの感覚は空いていたので暫く気付かれなさそうでもあります。

あちらでしか読めない方の文章が心残りではありますが
どうしても気になったらweb検索から直接ホーム飛んで読む事だって可能では御座います。
連絡だってTwitterだけが繋がりの場な訳も御座いませんし。
ご縁があったらまた逢いましょう。。(※余談ですがリアルでこの台詞を別れ際に大きな声で言って下さった方が昔いらしてですね..。”言葉”って色んな事を思い出したり繋がったりする大切なものなんですよ

人が多くなれば治安は悪くなると言ってもそれはせめて一部の使用者の話であればよかった処を
今のTwitterCEOイーロン・マスク自身が他人の著作物無断使用を平然とやってるのとかとっくにアウトなSNSになってたと思うんですよね..。そういう意味でも大切な言葉を預けられないと私は感じます。

また余談ですが私がpixivを離れたのも、社員が犯罪を犯したからでなくそれを事実上許容するpixiv社自体に作品を預けられないと判断したからだったのを思い出します。
それ以前から創作物に対してあの会社は様々問題がありましたからね..。多くの人が見限る機会になった事件だったと思います。
(でもそれは創作者側の事で、読み手側からすれば無料で膨大に創作物を浴びれる愉快な場所でしかなかったのでしょうし そこも含めて”作品の無償提供”をpixiv社に行うのを良しとしない判断を取ったのでした)

とはいえpixivはその分読み手側のユーザーも膨大で、あの場所で頂いたお言葉とか評価とか人とのご縁とか沢山の思い出に後ろ髪引かれたのは事実でしたが
離れてみれば本当にこれで良かったと感じる
遠い 関わりを持つ事はもう無い場所となりました。

Twitterもそうなっていくだろうなと思っています。
ここ数日ですら時折ふとTwitter開こうとしてしまうのに自分でびっくりでしたが、アプリ消したのは正解で”開こうとした”だけで止まり。
あの時間と精神を沢山の事に使えましたし、これからも更にそうして参ります。

告知

折角ですのでここで昨年からずっと続けている週イチ連載漫画に関して宣伝(宣伝!
一度noteの記事も書いておりますのでこちらも是非ご一読頂ければ幸いです..❢

現在連載継続中の『かみさまのふね-星の虹彩-』は、電子世界で息衝く少女とその”作成者”の日々の御話です。
一時期TVCMも流れていたアルファポリスという投稿サイトでアプリも登録も無く無料でお読み頂けます。

読んで頂ける程に僅かばかりながら作者へ広告費還元も御座いますので応援の意味でも是非.。.:*

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