手相鑑定はコンサル
手相鑑定の日
ある親子さんが、サロンにいらっしゃいました。
お母さん39歳、お嬢さん小学4年生。
親子で手相鑑定の場合、お子さんの長所を伸ばすことを念頭においているので、頭脳線の張り方から得意なものが大体わかる。
しかし、今回のお母さんからの言葉に私は愕然とした。
「この子。。。不登校なんですが、学校に行けるようになる手相ですか?」
えっ???えっ???と
二度聞いてしまった。
お母さんの手相を観ると
過剰なストレスで睡眠不足と自律神経のバランスの悪さがでていた。
お嬢さんは、キョトンとしてる。
でも顔相は、賢さと洞察力がある。
さて、
どこから始めようか迷った。
それは、お母さんの幼稚さに呆れた私を落ち着かせることだった。
そう、
このお母さんは、小学4年生のお子さんを持つ赤ちゃんなのだ。
少しずつ時間をかけて大人にしなければ、このお嬢さんは苦しくなるだろう。
私は、不登校の質問は一旦無視した。
お嬢さんの
賢さ、観察力の高さ、身体能力の高さも伝えた。お嬢さん、嬉しそう。
その傍ら、お母さんは苛立っている。
「結局、学校に行けるようになるんですか?」
なるほど。。。
お嬢さんの様子を見ると
悲しそうだ。。。
私はひとつ決意をした。
このお嬢さんのために時間を尽くそう。
だからお母さんにこう言った。
「お母さん、今度は、お母さんおひとりで来ることはできますか?
料金はいりませんので。。。」
お母さんは
「えっ?なんかあるんですか?この子に聞かせられないことがあるんですか?」
失敗💦💦
言い方間違えた。
「いえいえ、お母さんの手相を観る時間が少なかったので、次回ゆっくり拝見させていただきたいのです」
「そういうことでしたら、お言葉に甘えて1人でもう一度明日来ます」
手相を観れば、どれだけ視野が狭くなっているのかもわかる。
これを無理やり広げたところでお母さんのストレスは拡大するばかりだ。
今日のところは、
今の現状をヒアリングして、
お家での様子を聞いた。
私は教育者ではないので、専門的なことはわかりませんが、
「明日、学校に行けるかどうかのお話をしますね。今日のところはここまでにいたしましょう」
話をたっぷり聞いたのでお母さんも少し落ち着いてきた。
1人で悩んでいたんだろうし、
旦那様との距離もありそう。
何より義父母の圧力が凄いんだと感じた。
まぁ、学校に行けるかについて手相に出るわけがないし、それについての鑑定などできるわけがない。
ただ、この親子をなんとかいい方向に向けたい。
さあ、翌日のお母さんとの話は、次回に。
(勿体ぶってるわけではない💦💦)
観相鑑定師のオープンセッション