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台湾ドラマ「時をかける愛」(原題「想見你」)~中国語で読むセリフ集 ⑪~⑮話
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第11話 性格が変わった
陳韻如の身体に入っている黄雨萱は、弟の思源(スーユアン)が、母親の職業が夜の水商売であるため、同級生にいじめられていることを知り、子維と俊傑の助けを借りて、加害生徒たちを撃退する。
俊傑は、性格がすっかり変わった韻如の様子を見て、彼がもともと心を寄せていた内気で孤独な韻如を懐かしがるようになる。
雨萱は、模擬試験の成績がひどかったため、学業優秀な俊傑に補習をお願いする。李子維は、二人が仲良く勉強しているのを見て嫉妬を覚える。
シーン11
二日酔いでソファーに横になっていた韻如の母親が目を覚ます。親子三人で朝食をとっている最中、母親が急に泣き出す。
母親 : 我們好久沒有這樣子三個人好好坐下來吃一頓早餐了,對不對、對不起啦,都是因爲媽媽做那個什麽日夜顛倒的工作才會害你們三餐都・・・
韻如: 沒事啦,沒事啦,以後如果有時間的話,我們就三個人一起吃飯吧。
――母親:あたしたち、こんなふうに三人でちゃんと朝ご飯食べるの本当に久しぶりね、でしょ? ごめんね、母さんがあんな昼と夜がひっくり返った仕事してるせいで、お前たちの三度の食事さえ・・・
韻如:大丈夫、大丈夫、これからもし時間があれば、わたしたち三人一緒に食べようよ。
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第12話 忘れないでね
李子維は、迷子になった少女をバイクで家まで送り届ける。おませな少女は、子維に恋愛のことをあれこれ質問する。別れ際に、少女は「あたしの名前は黄雨萱よ、忘れないでね」と叫ぶ。
ある日、韻如と同じクラスの女子蔡雯柔から告白された子維が、交際の申し出を断る。それを見ていた雨萱は、断り方が王詮勝と同じなのに気づく。
陳韻如の机の中に、隠し撮りされた写真が置かれていた。襲撃犯からの警告のメッセージだと考えた子維は、韻如がふだん通る道沿いの店に聞き込みをして犯人捜しをしようと提案する。
シーン12
迷子の少女に好きな女性のタイプを聞かれた子維。彼が答えた好みのタイプは、まさに雨萱そのものだった。
如果有一天我會喜歡上一個女生,那她應該是那種個性很開朗,很獨立,很有自己想法的女生。她應該很勇敢,不怕面對任何問題,會想要挑戰,讓我一方面很佩服,一方面又很想保護她・・・。
――もしいつかおれに好きな人ができたら、その人はきっと性格が明るくて、自立していて、自分の考えをしっかり持っている女性だろうな。きっと勇敢で、どんな問題も恐れず立ち向かって、チャレンジ精神があって。おれとしては、頭が下がるような、守ってあげたくなるような・・・。
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第13話 未来から来たの
李子維は、陳韻如(中身は黃雨萱)が好きだと莫俊傑に伝える。子維は、雨に打たれながら走る彼女を思い浮かべながら、その後ろ姿を絵に描く。
子維が、卒業後カナダへ移住する話をずっと俊傑に黙っていたため、二人の友人関係がおかしくなってしまう。
雨萱は、子維と俊傑に「自分は陳韻如ではなく、2019年から来た黄雨萱だ」と打ち明ける。最初は二人とも全く信じなかったが、以前の韻如と今の韻如があまりに違うので、次第に半信半疑になる。
シーン13
子維と俊傑は、韻如が二人に語ったことについて話し合う。子維は、韻如の最近の変わりようについて、感情込めて語り出す。
你不覺得自從陳韻如受傷之後,她整個人變得很不一樣嗎?不管是她的個性,還是她説話的方式,她看我的眼神,還有她對著我笑的表情,最重要的是她待在我身邊的感覺,所有的感覺都讓我無法相信她跟以前那個陳韻如是同一個人。
――怪我してからの韻如って、まるで人が違っちまったみたいだと思わないか?性格だけじゃなくて、話し方とか、おれを見る眼差しとか、それにおれに微笑みかける表情とかも。それと、何よりもおれのそばにいる時の雰囲気とかさ。何から何まで違ってて、昔のあの陳韻如と同一人物だとは、どうしても信じられなくてさ。
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第14話 後ろ姿の自分
学校の教室で、蔡雯柔が何者かに殺された。雨萱、子維、俊傑の三人は、子維の部屋に集まって話し合い、この事件の犯人が韻如を襲撃した犯人と同一人物ではないかと疑う。
雨萱は、子維の部屋で自分の後ろ姿の絵を見つける。それは王詮勝がオフィスの壁に飾ってあったものと同じだった。気を失い、再び2019年に戻った雨萱の目の前に、杖をついた李子維が姿を現す。
2003年、子維はカナダから一時帰国し、レンタカーで台南の刑務所にいる俊傑を訪れるが、面会を拒否される。その帰路、車の事故を起こす。目を覚ますと、子維は王詮勝の身体に入り込んでいた。
シーン14
ある夜、李子維は雨萱を公園に呼び出し、未来のことについて、あれこれと質問する。
你告訴我未來的黃雨萱到底發生什麽事情。我想知道我現在喜歡的你,也就是來自2019的黃雨萱到底是一個什麽樣的人,她在未來過著什麽樣的生活,又是因爲什麽原因而來到這個時代。
――教えてよ、未来の黄雨萱に一体何が起きたんだ? おれ知りたいんだ、今おれが好きな君、つまり2019年から来た黄雨萱って、一体どんな人なのか、未来でどんな生活しているのか、それから、どんなわけでこの時代にやってきたのかって。
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第15話 あの話は本当だった
2010年、李子維と瓜二つの王詮勝は、クラスメートの男子生徒を好きになり告白するが、嫌われて殴られる。絶望した詮勝は、海に身を投げる。
時空を越えて王詮勝の身体に乗り移った李子維は、陳韻如になった黄雨萱が語っていた荒唐無稽な話が、すべて本当だったことをようやく悟る。
宜蘭から台南を訪れた李子維は、すでに廃業したレコード店で、呉文磊に出会う。文磊は、当時、韻如の話を信じてあげなかったことを悔やむ。
李子維は、王詮勝の身分で黄雨萱と同じ大学に入って彼女と再会することを願って、台北で受験勉強を始める。
シーン15
李子維は、自分が2003年からタイムスリップして王詮勝になったいきさつを呉文磊に話す。
我曾經是李子維,但我現在的身份是王詮勝,就是黃雨萱死去的那個男朋友。自從那次車禍我醒來之後,我就發現我到了2010,變成了王詮勝,就像當時的雨萱一樣。雨萱擁有了韻如的記憶,而我擁有了詮勝的記憶。我是王詮勝,但又不是王詮勝。
――僕は、前は李子維だったんだけど、今は王詮勝、そう、あの黄雨萱の彼氏なんです。あの事故から目を覚ましたら、僕は2010年にいて、王詮勝になってたんです。あの頃の雨萱みたいに。雨萱には韻如の記憶が残ってたけど、僕にも詮勝の記憶が残ってて。僕は、王詮勝だけど、王詮勝じゃないんです。
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