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事前知識ほぼゼロで行く「永遠の都 ローマ展」編
知識ほぼゼロシリーズ第二弾。
知っているのは、ローマってこと。
今回は、現在上野の東京都美術館で開催されている「永遠の都 ローマ展」に行ってきました。気になる方は以下のURLから是非ご確認ください。
実はこの展示なのですが、開催の翌日に一度、別日にもう一度訪れています。どちらもフッ軽な友人と一緒に行ってきました。どちらもハプニングありでしたが、とても楽しめました。
展示を知ったきっかけ
いつかは忘れましたがある日、友人から「すごい気になる展示会があるから行くぞ」。そう、ただ一言。URLとともに来たのです。まぁ、誘われたら行くしかないと、私は即OKを出しました。そして着々と日程が決まり、行くことが決まったわけです。
ローマの知識
さて、ローマ展に行くことは決まったのはいいものの、ローマについて何も知らないと、これで楽しめるか…?と、思いました。知っているとしても、某RPGでの知識のみです。
何を思ったのか、私は何も下調べをせず、「まぁ、楽しめるでしょ。」と思いそのまま行くことにしました。このときの私に言いたい。
「なぜ、調べなかった。」
と、言ってやりたいです。行ってみて、やはり飛び交うは知らない知識。誰?何?はて?の連続でした。幸い、知らないからと言って楽しめないような内容ではなかったのは救いでした。ただ、知らないゆえの楽しさなどもあった気がします。知らないなりに、友人といろいろ突っ込みながら観覧できたので良かったと思います。
いざ、ローマ
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ということで、来ましたローマ展。
お出迎えしてくれたポスターに写っているのは、カピトリーノの牝狼というらしいです。あばら骨?らしきところがしっかりゴツゴツしてていいなぁなんて思ったり。
今回は友人(以後、Aと表記)と行ってきました。
いざ、館内に入りチケットを取り入場。やはり、開催したばかりで14:00くらいということもあり、会場は人であふれていました。進むのも一苦労と言ったところでしょうか。
I ローマ建国神話の創造
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まず入って目に入ったのは、先ほどポスターでも見た「カピトリーノの牝狼」です。ブロンズ製ということもあり、錆ができていてこれまたいい味を出しているように感じました。この銅像は、ロムルスとレムスに牝狼が乳をあげている様子らしいです。
さて、ロムルスとレムスですが、この双子は軍神マルスの子供らしいのです。マルスと聞き、某RPGの影響のためか脳内に浮かぶのはごっついロボットでした。
ここでAとした会話は、「最初から全くわからないね。」という話。ここで予習しなかった影響が出てしまっていますね。ローマ神話って?ロムルス?レムス?はて?という感じでした。
まぁ、そんなこともありましたがひとつひとつゆっくり見てみました。
動物の彫刻が可愛いなど、個々の掘り込みがすごいなど鑑賞していました。
II 古代ローマ帝国の栄光
この章では様々な彫像を見ることができました。どこかで見たことあるような、ないような。そんな像がたくさんありました。
Aと私は頭部や鼻の部分を見たりしてました。この髪型すごい!や、鼻が潰れてるなど。しわや表情の彫り込みに感動したり楽しめました。
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この像に注目してください。そう、男性の像です。
Aと私は思わず、「あの芸人さんに似てない?」と、声を揃えて言ったのです。そんなことあるか!という人もいるでしょう。しかし、私たちはそう思ってしまったのです。あの時の息ピッタリ発言は二度と出ることはないでしょう。余談ですが、後日一緒に行った友人(以後、Bと表記)も同じことを言っていましたので、そう思った方も私たちの他にいるのかもですね。
そして、この章ではパンフレットにも載っている彼がいました。
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そう、彼です。
コンスタンティヌス帝です。頭部のほかにも、足や手なども置いてありましたがどれもスケールが大きすぎて圧巻でした。ほんとに銅で作ってるのか?と思うほどにきれいにできているものでして驚くばかりです。
III 美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想
さて、階は変わりまして3章の展示会場へ移動するために、エスカレーターをすいーっと上がっていきまして、進んでいきます。
それは突然目の前に表れました。
私は思わず息をのみました。
それは、あまりにも美しかったのです。
それはもう、言葉を失うほどに。
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そこに立っていたのは、今回の展示の目玉ともいえる「カピトリーノのヴィーナス」でした。
こんなに美しいのかと、思わず見とれてしまいました。ポーズに、肉の質感、布の質感。こんなにも美しく表現できるものなのかと。つい、数分間も見とれていました。
IV 絵画館コレクション
つづいて、こちらの章では絵画がたくさん見ることができました。
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左側の絵画をご覧ください。教皇ウルバヌス8世の肖像画なのですが、この絵を見てAが衝撃の発言をしました。
「あ、サンタさんだ。」
私は思わず聞き直してしまいました。そう言われてしまってはそうとしか見れなくなってしまい、見かけるたびにサンタさん…と思うようになってしまいました。
この章で展示されている絵画は、どれも明暗がはっきりしているという印象を受けました。そして、肌の質感が柔らかそうで、それはもう触れてみたいと思ってしまうほどでした。
V 芸術の都ローマへの憧れ ─ 空想と現実のあわい
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右下に注目してください。この柱、トラヤヌス帝記念柱の正面図らしいのですが、これまた書き込みがとてつもなかったです。細かすぎて、見づらかった記憶があります。
特集展示
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ここでは、岩倉使節団がカピトリーノ美術館を訪ねた時の話など知れるコーナーでした。なんと今年で150年という節目らしいです。
ここには、デッサン教室の様子が描かれている絵があったのですが、この絵を見たBの「侍みたいな恰好している人たちがこう集まってるの、なんかシュールだね。」という発言。たしかに、と共感しました。
行ってみて
予想以上にいろんなものを見れて、非常に面白かったです。
ローマ神話に詳しくなくても全く楽しめないということもなく、知らないなりに楽しめました。しかし、知識があればより楽しめるでしょう。また行く機会があれば、それまでには知識を入れていきたいと思います。
そして、世界史の勉強をしっかりしようと思いました。
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次は、歴史に詳しい父を連れて行けたらと思います。