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生薬のお話①~黄耆(おうぎ)~

漢方を学びたいと思ったときに、ついつい処方を覚えようとしがちだと思います。しかし、処方を覚えようとすると“風邪=葛根湯”のように“病名=処方名”というような覚え方になり、
【身体の本質を捉えて未病の状態から改善をはかる】という漢方の長所を生かすことができなくなってしまいます。
生薬ひとつひとつの効果効能を覚え理解することで、漢方への理解が大きく広がります。
また、漢方を学ぼうと思ったときに【気血水弁証】や【五臓弁証】というところから入る方も多いと思いますが、よくわからなくなって途中で嫌になっちゃうこともあるので意外と生薬から学んでいくのもおすすめです。

ここでは、私がよく使う生薬たちの効果効能を辞書に書いてあることだけでなく現場でどのように使っているかや、私なりの覚え方をお伝えしていこうと思います。

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