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言語が違う人への接客は大変だ

みなさんこんばんは。

僕は夜勤でネットカフェとダーツビリヤードが共存するお店で働いてます。
なんだその店って思うかもしれませんが調べてみると案外存在します。
なんか相性いいんですかね。

そんなお店で働いていると様々な方の接客をすることがあります。
酔っぱらいを始めとした話が通じない方など
基本的に話は通じないです。
でも諦めない接客の姿勢が求められます。
僕は接客に関してあの時のズレータくらい諦めません。

ヒーローインタビューでゼッタイニアリカメナイと言い放ったでお馴染みズレータ

しかしさすがに心が折れる瞬間があります。
それは日本語がほとんど通じない方との接客です。
しかもクレーム気質の方です。
日本語分からない×クレーム
これは「必ず殺される」と書いて必殺技です。
太刀打ちできません。

こんなことがありました。
その日は本当に忙しく普段の売り上げの5倍は記録した、そんな賑やかな夜でした。
7人組の日本語を知らない男女がダーツを楽しみにやってきたのです。

当店の料金体系はダーツ投げ放題で30分ごとに料金が加算されていくシステム。よくある形式です。
そこにドリンクを頼めばその分が加算されていくという明瞭な会計。

その7人組には翻訳アプリなどを駆使しなんとか案内を終えました。

すると彼らはダーツ場を広々と使いだしました。
注意してもなかなか伝わらないし、微妙なニュアンスで誤解されてブチぎれられてしまうこともしばしばあるので、よほど迷惑にならない限り見過ごします。

まあそんなこんなで3時間ほど彼らはダーツに興じてお酒も一人1杯くらい飲んでお会計という運びになりました。

そこで事件が起きます。

佐野「お会計1人3000円でございます」
7人「?!?!?」
佐野(即座に怯えの表情)
7人の内の1人「1杯しか酒を飲んでないから500円しか払いません」
佐野「場所代が・・・」
その刹那でした
7人が一斉に佐野に殺意を向けて、自分たちはドリンク代しか払わないという強固な姿勢を見せてきたのです!!

これには本当に参ってしまいました。

佐野「入店時に場所代がかかることは説明しましたが・・・」
7人の内の1人「聞いてない」
佐野「いえ、こちらの図を用いて説明しました」
ここで全員(やば・・こいつ、俺たちの圧に食い下がらない・・・)
こちらには監視カメラという奥の手があるので最悪そちらを参照すれば説明している証拠は提示できますという旨のを伝えると

7人の内の1人が「大きいメガネの店員がやってきて場所代は無料ですという話をされました」と言い出した。
ここでいう大きいメガネの人は社員さんであります。

そんなわけある??
ただでさえ売り上げ難に立たされているこの店の、更に社員が
わざわざ場所代が0円なんてサービスを積極的にするわけがない。
しかもドリンクを1杯しか頼まない相手に対して!!!

この時点でその社員さんは帰ってしまっていたため、その場で真相を確かめることもできず。。。
とはいえあり得ない・・・

このまま場所代を取らずに3時間ものあいだダーツ場を占拠されていたのでは、これからもカモにされ続けるに違いない、ウシジマくんに出てくるヤクザの手法です。

佐野「じゃあ300円割り引いて1人2700円で・・・」

こんなので折れるわけないがこちらも折れるなら少しずつ折れていくしかありません。実際にこんだけの時間揉めているとレジにはとんでもない人数のお客様が並んでしまっているのですから。

すると7人組は満面の笑みで支払ってくれました。

そうです。

完全にふっかけてきただけだったのです。

だって無料だと本気で思ってた人間が300円の割引でそんなすぐ納得すると思いますか??

あんな会心の笑み、見たことありません。

300円のためにやりすぎだろ・・・

こんなことがたくさんあります。

優しい子だと本当にゴリゴリに値引いちゃったりします。

お店の売り上げとか知ったこっちゃない主義ですが
誰かが不当に得するのは決していい気持ちにはなれません。


こんなこと書いてしまいましたが
ほとんどの海外の方が優しく目を見てこちらの拙い英語を聞き取ろうとしてくれるし
接客がうまくいったときは「アリガトウ」と言ってくれて
(ちょっと英語勉強しようかな)とか考えさせてくれる素敵なお客様で溢れてます。

言語が通じない方から来るクレームにバイトみんなで頭を抱えすぎて
ここで吐き出してしまいました・・・
すみません。

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佐野寛
みなさんからのサポートで自分磨いて幸せ掴むぞ♪

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