9月6日(月)強気の日本市場はいつまで続くのか?
・選挙と日経平均
・日経平均採用銘柄の入れ替え
・選挙と日経平均
今日は米国市場がお休みです。先物では日経先物がさらに上昇しています。今は何といっても選挙がらみの動きが多いですね。選挙前は期待で株が上がるというのはいつも通りですが、菅さん、石破さんの不出馬が続けて出たのも一気に思惑買いが進んだ要因ではないかと思います。セクターを見てみましょう。
上昇率トップは海運です。全体が押し上げられる局面での最近の海運の動きはすごいですね。続いて証券、機械、情報となっています。海運、証券などバリュー系のセクターは全体に釣られての動きだと思いますが、機械と情報などグロース色の強いセクターも上昇しているので流れとしては強い流れになりそうですね。
少し前に横ばいの流れの中でディフェンシブ系セクター中心にお金が集まるかと思いましたが、少し流れが変わりそうです。今日もディフェンシブ銘柄がパフォーマンス下位に位置する結果となりました。選挙は10月下旬ですが、それまでに思惑でセクター間の資金の移動が発生するかと思いますので注意が必要です。
最近の海運の動きをみても感じるところではありますが、マネーゲームに参加する個人が増えているように思います。良い悪いの話ではなく、ロングの参加者も値動きには注意が必要ということです。
・日経平均定期入れ替え
採用銘柄:キーエンス、村田製作所、任天堂
除外銘柄:日清紡、東洋製罐、スカパー
昨年はこの時期にソフトバンクの採用が話題になりましたね。今年は3銘柄、どれも値嵩株ですね。今回から株価換算係数(日経平均構成銘柄の採用株価合計×1%÷新規採用銘柄の株価)が導入されましたため、今まで実力がありながらも採用が見送られていた銘柄が採用されたようです。
採用銘柄の入れ替え時にどういったことが起こるのか、また指数とは?そもそもどうやって計算されているのか?などの基本的なことも後日解説していこうと思います。
そして今後の相場を占う上で見ておくべきは明日の夜発表されるベージュブックでしょう。米国の12地区にある地方連銀がだす報告書です。そしてこのベージュブックが金融政策の方針決定の判断材料にされます。ジャクソンホール会合から金利はほぼ横ばいで、雇用統計も市場予想を大きく下回ったおかげで利上げに対する警戒感は薄れましたが、念の為注意しておく必要があると思います。ただ現状で過度な下落要因になるかと言われると、その可能性は低いと思います。
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