石けん洗濯のお悩み相談室
おはようございます!!
昨日までとは一転して、今日は雨です。
おまけに、まぁまぁ激しく降っています…。
通勤途中で見かけた田んぼも、しっかり水浸しでした。
ここでふと思ったのが、水浸しの状態でも、代掻きってできるんだろうか?ってことだったんですが、調べてみたら、そもそも代掻きって水を入れてからするもんなんだということが分かりました。
まだまだ毎日、気づくことがちょこちょこ出てきます。
そう思ったら、通勤も楽しいちょっとした小旅行に変わります。
さて、今日はタイトルにありますように、「石けん洗濯のお悩み解決」のQ&Aをまとめてみました。
石けん洗濯のお悩み解決
部屋干し臭について
生臭い部屋干し臭に悩んでおられる話は、よく聞きます。
これらは、汚れが残っている為に雑菌の繁殖によっておこります。
一言でいえばきちんとお洗濯出来てないということです。
お洗濯の本来の目的である洗い(汚れを落とす)ができていれば、たとえ真夏の締め切った部屋にハンガーで1センチ間隔に干したとしても部屋干し臭はしません。
部屋干し臭は、衣類の詰め込みすぎもありますが、一番の原因は、水量の絶対的な不足なのです。
石けんの溶け残り・石けんのカスについて
「石けんの溶け残り」は、水温が低いことで出来やすくなります。
20度以上で洗うようにしましょう。
また、しっかり石けんを溶かして泡立ててから洗うと解決します。
前々回の投稿にて詳しく話していますので、また見てください。
「石けんカス」は、石けんが、水道水のミネラル分(カルシウム、マグネシウム)と反応して脂肪酸カルシウム、脂肪酸マグネシウムなどになったものです。
解決法を伝授したいと思います。
①洗濯物を詰め込みすぎないこと。
水量を増やすこと(全自動洗濯機の場合、表示より水量を2つ上げた量が目安です。)
②石けんの使用量が水量に対して多すぎること。
上に2~3センチ泡立つ状態を目安に使用料を調整してください。
③すすぎの回数が少ないこと。
溜めすすぎを1~2回増やすといいでしょう。
石けんカス除去方法は、最後のすすぎの時にクエン酸またはお酢を入れてリンスをします。
クエン酸小さじ5gを水に溶かして洗濯機の柔軟剤ケースにセットしておくと手間がかかりません。
お酢大さじ一杯半でも代用できますが、お酢の臭いや添加物のことも考慮して使ってください。
黄ばむ原因
黄ばむ原因のひとつは、すすぎが足りず、石けんが衣類に残っている状態で収納したことなどで起こります。
特に衣替えの時は、すすぎを増やしてしっかり石けん分を除去してから収納しましょう。
最後にクエン酸でリンスするのも良いです。
また、繊維を白く見せるために蛍光増白剤で新品の衣類が染められていた場合、石けんで洗うことで元の生地の色が出てきて黄ばんだように見えることがあります。
合成洗剤には蛍光増白剤が多く入っていることが多くありますので今までの洗濯で衣類が白く染まっていたものが取れてきて、黄ばんだように見えることがあります。
酸化臭(油臭)がするのはなぜなのか?
衣替えなどで収納していたシャツを出してみたら油臭くなっていることがあります。
これは、石けんが残っていて、それが酸化したことが大きな要因です。
収納前にすすぎを増やしてしっかり石けんを落としておく必要があります。
汚れ落ちが悪い理由
汚れ落ちが悪い理由は、石けんの量が足りていないことが原因です。
水面にこんもりと泡が2~3センチ常にある状態で洗ってください。
品質の良い石けんを選ぶことも大切です。
昔ながらの鹸化法で作られた石けんが良いと思います。
水量が少ない、衣類の詰め込みすぎも汚れ落ちの悪い要因の一つです。
排水溝が詰まるのはなぜ?
「石けんで洗濯をすると石けんカスが粘土のようになり、洗濯機の排水溝に詰まって排水が流れなくて困った」という話を時々聞きます。
これは、比較的安い石けんに見られる現象ですが、多くは石けんの製法の問題に由来します。
石けんといっても千差万別です。
素晴らしい良い石けんは沢山ありますから出来るだけだけ良い石けんを選ぶ目を持っていただき、十分に製法を調べてから本物を選ぶようにして下さい。
これについても、前々回の「知っておきたい良い石けんの選び方と上手な使い方」でお話ししているかと思います。
はい!
今日はここまでとさせてください。
明日は、「お洗濯に使う道具たち」というのをお話しします。
では、また明日お会いできるのを楽しみにしております。
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