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【Unity vs UE5】ゲームエンジンとの付き合い方 の巻
■Unity vs UE5
Unity か UE5か…?
ゲームを作るならどっち?という質問をよく耳にしたりします。
この問いについてUnity歴は10年くらい、UE5は半年くらいの私からの助言ですが、そんなものはどっちでもいいぞ!と断言してしまいましょう。だってどちらか選べる状況なら好きな方を使えばいいじゃないですか、と思うんですよね。
まあ、どちらにもいい所と悪い所はありますし、人によってはこっちの方が向いてるといった事はあると思いますけど、そういった事は事前に調べていればある程度は分かる事です。
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初心者にやさしいと言われてますが
気を付けないとすぐ煩雑になる欠点が…
そして重要なのはどちらも思いがけない壁にぶつかる事があるという事です。それはプロジェクトの方向性を大きく変えてしまう可能性があり、自分で手を動かしてみないと分からない事だったりするのです。
…という事で「そんなものはどっちでもいい」という回答を最初にしましたけど、それは正確にいうと「あなたの実現したい事がUnityでできるかUEでできるか実際に手を動かしてみないと分からないので自分で試してください」という身も蓋もない意味を込めての事なのですね…。
■しかし市場では…
しかしどっちでもいいというのはあくまで自分でどっちかを選べる場合です。個人制作ならゲームエンジンは自分で選ぶことができると思いますが、仕事だとそうはいかず、最初から使用するものが決まっている前提で話が進む事が多いです。
さて。ゲームエンジンについて少しおさらいです。
ここ10年でスマホゲームの台頭と共にUnityの勢力が一気に拡大し、ゲーム開発は他社製のゲームエンジンを使用するというのが一般化しました。UEはそれ以前からコンソールゲームなどで使用されていましたが料金体系やとっつきづらさもあってかUnityに一歩遅れる形となりました。
…が、最近になって各々のライセンス料が見直された事やスマホゲーム低迷などの影響があってかUEの需要が市場で高まっているようです。私の所属会社でもUE5の引き合いが増えてまして、私がUE5を始めるきっかけにもなりました。
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…なのですが売上が100万ドルをこえない場合はなんと無料に!
これまでUEはAAAクラスの大規模開発に選ばれる事が多かった印象ですが、年間100万ドルの売上を越えなければ無料で使えるように料金改定されたため、小規模開発の最有力候補にもなったんですね。(市場で需要が増えた最大の要因がここなんじゃないかと個人的に思います)
…という事でもし就職活動中の方がおられましたらUE5の勉強をしておくのをオススメします。実際の仕事ではUnityの案件もまだまだあると思いますけど、多くの会社ではすでにUnityエンジニアを多く抱えているでしょうし、逆にUEの開発体制が整ってない所は多いはずです。UE5需要の上がっている今であれば採用率も上がるのではと思います。
※個人開発として見た場合はどちらでもいいと思います。個人開発で年間売り上げが100万ドルを超えることなんてないでしょうし…😓
■私の場合はどうか?
…と仕事の話をした訳ですが、私の場合、仕事はさっさとFIREして悠々自適なゲーム開発ライフを送りたいと思っているんですね。
そう、実は私はもう働きたくないのです💦
だったらまだまだ不慣れなUEはさっさと捨ててしまって、Unityを使い続けて生産性を上げてくのが1つの選択ではないかと思ったりするんですよね。仕事以外でUEを使う意味が薄れる訳ですし…。
でもこの半年間、UEを触って感じたのが3Dゲームを作るならUEの方が作りやすいんじゃね?という手ごたえです。あともう半年くらい続ければモノにできそうな気はするんですよね、多分。
…ですがそれには大きな壁があるんです。
私のやりたいプラットフォームで、あるプラグインが対応していないんです。少し具体的にいうとVRM4UというVRM形式の3Dモデルを表示するプラグインがとあるコンソールのプラットフォーム(※ここは具体的に言えないので察してください😓)に対応していないんです。
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私はVRoidStudioというツールでエクスポートして使ってます。
まさかここをVRM4Uの作者さんに対応してくれとお願いするわけにもいかないので自分でプラグインを拡張するか、VRM形式を直接読み込むのを諦めるか…といった事が壁になっているという訳です。
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ですがそんな落とし穴があったとは…
私が個人開発を始めてもう5~6年くらいになります。結果だけをみると今一つぱっとしないんですけど、こういった壁は何度も立ち塞がりましたし、それを乗り越える度に一皮むけてきた…そんな気がするので今回もなんとか乗り越えてみたいと思います。
■今後の方針とかやりたい事とか
私が今後やっていきたいのは以下の3つです。
・UE5 ⇒ 3Dゲーム開発。プラットフォームはSteamやコンソールで。
・Unity ⇒ 2Dゲーム開発。プラットフォームはSteamやコンソールの他、WebGLやスマホなどを見据える。SpineやLive2Dの研究開発をしたい。
・CC65 ⇒ FC開発。UE5/Unity開発に疲れた時の息抜きでぼちぼち進める。
UE5は3Dゲーム開発専用として進める事にします。Unityでも3Dゲーム開発は出来るんですけど、おそらく開発効率や表現幅などはUEの方に分があるのではないかと…まだまだ勉強期間中なので今後に期待! 主なプラットフォームはSteamやコンソールになると思います。スマホは色々厳しいんじゃないかと思いますし…。
Unityは2Dゲーム開発用です。今までもやってきた事ですが、今後も続けていければなーと思ってます。これまではUnity用のプラグイン2DAnimationを使っていたんですけど他エンジンへの互換性のなさや開発効率などに問題があると思ったのでSpineやLive2Dに変える所からでしょうかね…。主なプラットフォームはSteamやコンソールがメインですが、unity1week用にWebGLも含めてます。一応スマホも入れてますがこの5、6年であんまり反響がなかったので…そこはどうなんでしょうね😑
最後にCC65です。これはファミコン用のCコンパイラなんですけど、UE5やらUnityやらの開発に少し疲れてしまっているので息抜きとして始めました。最終的にはファミコンカセットを作ってFC本機/互換機で動くものを目指したいです…!
という事でやりたい事はあるんですけどどれか1つに絞らないとどれも中途半端になってしまいそうな不安はあります。なので当面はUE5メインに開発を続けてゲームを1本リリースする所からですね…!
こんな感じでしょうかね。
では、今回はこの辺で。