看護師を転職したら、人生の転機になった話vol.4
カフェについて調べ始め、数日。知り合いの経営者の先輩に聞いたところ、
事業計画書を書いてみたらどう、とアドバイスをもらった。
実際に事業計画書を書いてみると、まーぁ、難しい。笑
物件の家賃、1ヶ月の電気水道代、食器は?メニューは?
客単価?回転率?ランニングコスト…???
っていう状態。
何より、初期費用が数百万単位でかかることを知って気が遠くなった。
調べ始めて30分もしないうちに投げ出した。
本当に私はカフェがやりたいのか?私って何がしたいの、?
自分が分からなくなってしまい、とりあえず酒を飲んで寝ることにした。
次の日、別の知り合いと話す機会があったため相談すると
あなたはカフェにいる看護師なの?それとも看護師がカフェにいるの?
と聞かれた。
私は看護師を続けたいのか。カフェをやりたいのか。
その疑問を自分に問いかけると、今まで働いてきた中で出会った
たくさんの患者さんの笑顔が浮かんだ。
答えは明白だった。私は看護師を続けたい。だけど、いつかカフェもやりたい。
看護師がいて、患者さんが気軽に私に会いにきてくれるようなカフェがしたい。
でも、そのためには私が看護師としてもっともっと、経験を積む必要がある。
どこでそんな修行をしたらいいんだろう。
と考えていたら
自分が看護師一年目だった頃、なんとなく取ろうと思っていた資格のことが頭をよぎった。
「認定看護師」
看護師の中のもっと専門的な、いわば特定分野における看護のプロ。
そうだ、認定を取って働けば特定の分野に特化した看護師になれる!
そう考えた私は認定看護師の資格の取り方についてネットで調べた。
すると、認定看護師は大学院のような入試を受け、最低半年間学校に通い、
難しい試験をパスして初めて得られる資格ということがわかった。
さらに、学校に通う費用として120万ほど必要ということもわかった。
貯金ゼロの私にとってはまたしても大きな壁にぶち当たることとなった。