「CEO」と「COO」の役割の違い②
「COOかエッセイスト」
りゅうぐう(竜宮)からのメッセージを綴ります
ひとりの「Human being」として
ひとりの「Human doing」を
「CEO」(Chief Executive Officer、最高経営責任者)
「COO」(Chief Operating Officer、最高執行責任者)
もっと簡単に説明しますと
「CEO」は次世代の未来、一歩先の「夢」を描くトップリーダーです(エグセクティブ=経営幹部)のパワーをまとめ上げひとつに結集させ、未来の道を切り開く役割です
簡単に言うとCEOは「夢」を語る役割です
「COO」は現場の総責任者です、企業の「ビジョン」「ミッション」「事業計画」半歩先の未来を具現化させる為の実務家
簡単に言うとCOOは夢を「実現」させる役割です
クラシック音楽に例えると
作曲家(ベートーベンなど)=CEO
指揮者(カラヤンなど)=COO
コンサートマスター=エグゼクティブ
オーケストラ(色んな楽器を奏でる人達)=社員達
この役割(エネルギーの循環)が100%機能した時「純粋で純潔な純度の高いハーモニー」が奏でられ、曲に込められた「夢」が実現されるのです
ビジネスも全く一緒です、例えフリーランスであっても
「本質」は一緒です、1人では仕事は成り立ちません
「お客様」がいないことには成り立たないからです
日本企業の「サラリーマン社長」の多くはオリジナル(独自の)言葉で夢を語る人は少ないですね
会社の代表権を持った「代表取締役」だと言うのに
特にこの「コロナ」の時代においては
多くの経営者が「ビジョン」を失っています
残念なことにですが、、、
「代表取締役副社長」においては実質的な現場の実権を持って、実務を担っている方々は非常に稀だと思うのは、私だけでしょうか?
ですが稀にこんな「経営者」もいらっしゃいますのでご紹介させて頂きます
2020年の年末に「沖縄」に帰省した時に読んだ
ANAの機内誌「翼の王国」のごあいさつ文です
全日本航空株式会社
代表取締役社長 平子裕志
今期数千億円の赤字が予想されている企業のトップの言霊です
以下、引用
「今年はベートーベンの生誕250年に当たり、
12月16日が誕生日です。
宮廷に仕えたハイドンやモーツアルトとは異なり、
ベートーベンには鬘(かつら)をかぶった肖像画がありません。
人間は生まれながらにして平等で自由だという考えに共鳴し、
生涯自由の身を貫きました。
ある夫人に宛てた手紙にこう綴っています。
「無限の魂を持っている私たち有限の人間はひたすら悩んだり喜んだりするために生まれていますが、ほとんどこう言えるでしょう
最も秀れた人々は苦悩を突き抜けて歓喜を獲得するのだと」
6年の歳月をかけて完成した<第九>は人民のための音楽の最もたるものでしょう。
最終楽章で高らかに歌われるシラーの「歓喜に寄す」の冒頭に、自らのメッセージを込めたのです。
「おお友よ、このような調べではなく、もっと心地よい歌をうたおう、喜びに満ちた歌を」
56年の人生だったベートーベンは20代後半から最高度の難聴に苦しみましたが、むしろその後に次々と傑作を生み出しました。
「絶望的な状況に陥った時ほど「凄まじいエネルギー」で逆境を跳ね返したベートーベン」に敬意を込めて今年一年を振り返ろうと思います。」
この文章から溢れ出す「情熱というエネルギー」には私は感動し、もうANAしか乗らないと決めました
次回は、「Human being」と「Human doing」を体現した
スティーブ・ジョブスについて綴ってみます
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