第3刻目:KANMAKI 海外営業担当 武川弘樹 #これからの1000年を紡ぐ企業の一刻を
今回お話しを伺ったのは、 英語と中国語を操り、海外営業から経営企画まで幅広く担当している武川 弘樹。
1989年生まれ、奈良県出身。
立命館大学にて法学を専攻。在学中は国際NPOに所属。
3回生の時に中国・蘇州大学にて半年間の語学留学を経験。
大学卒業後は物流会社で輸出実務に携わった後、フィリピンで3年間の海外駐在を経験。帰国後は広報や経営企画を担当し、1年後に退職。
その後、国際NPO時代にアドバイザーだった久保C.O.Oとの縁でKANMAKIに入社。
世界では見るべきことがたくさんある
はじめにKANMAKIに入社してからのご自身の中での変化について伺いました。
「自分の変化でいちばん大きいのは、もっと自由に考えていいんだっていうところですかね。
前職では7年間。物流の会社で営業を担当したり、広報を担当したり、経営計画を担当したりしてきたんですけど、いかんせん古い概念が根付いた縦割り組織の中で、決められたことを決められた範囲内で、忖度しながら仕事を進めるのが美徳とされるような世界でした。
その考え方がスタンダードとなり、その世界しか見えていなかったのが、KANMAKIに入社したことで、もっと世の中や世界では見なくてはいけないことがいっぱいあるということに気付かされました。
たとえば、新しい産業やスタートアップ業界のトレンドなど、前職ではまず触れる機会がなかったんです。
「こういう世界もあるんだ!」って視野は広がりつつあるのですが、まだまだ、もっと見るべきところがたくさんあって…。
ある意味、リハビリ的に自分の考えを崩していかなくてはいけないところがあるな、と今すごく感じています。
KANMAKI自体は常に変わり続けているので、僕が入ってから変わったというよりも、変わっているところに僕が入って、またそれがずっと続いてるっていう状況ですね!」
世の中の潮流は環境に配慮した活動にシフト
コロナ禍で以前のように海外との往来がなかなかできなくなりましたが、培ってきた語学力や前職での貿易の実務経験を活かし、今後の戦略や海外現地のマーケットニーズを引き出すために、オンラインツールを駆使して意欲的にアプローチを続けています。
「現在はこのような状況下なため、海外のクライアントとはオンラインでのやり取りが中心となります。
KANMAKIに入社後、はじめて海外のお客様とやり取りをした時のことはよく覚えています。
アプローチをかけていたところから早々にご連絡をいただき、商談の中でも手応えを感じることができた時は、非常に嬉しいですね。
また、今セールスをしている中では、自動車産業の皆さんにもっとKANMAKIの顔料箔を知って欲しいなと思っています。
世の中の潮流は環境に配慮した活動や持続可能性にシフトしていて、その最前線に立っている業界のひとつが自動車産業だと思うんです。
KANMAKIの技術や製品は従来の印刷塗装と比較して環境負荷が低いのが特長なので、最前線に立つ業界で採用していただくことで、より多くの人たちに知っていただくキッカケになるのではないかと…。
どんどん取り入れていただけるよう、顔料箔の良いところをきちんと伝え、しっかりと理解いただけるような発信や提案が必要だと考えています。
また、将来的には海外での展開をもっと広めて、それこそ海外にもブランチを作りたいですね。
会社として規模が大きくなるというよりも、グループ企業化みたいな形で色々な人が色々な仕事をKANMAKIという中心を持ちながらやっているような会社にしていきたいです。
海外に住みたいという夢もあるので、いつか実現したいですね。」
個性や多様性、パッションを大切に
KANMAKIでの仕事が楽しいと語る中で、魅力に感じていることや仕事をする上で大切にしていることを教えていただきました。
「KANMAKIは非常にオープンな会社だと思います。
個性や多様性を受け入れてくれるところも自慢ですね。
他にも職人さんのものづくりに対する情熱とか、スタッフの皆さんも働き方に対する情熱とか、いろんな形のパッションを持っているところも魅力のひとつです。
業務では普段一人で取り組んでいて、こういったやり方があるという正解がないので、その正解を手探りで色々と試している点に非常に難しさというか、大変さを感じてはいます。一方で、正解がないからこその面白さもあり、成果に結びついた時や手掛かりが見えた時は非常に嬉しく、やりがいを感じますね。」
オマケ:はじめてKANMAKIのオフィスに出勤した時の思い出
KANMAKIでは、仕事内容に合わせた働き方の導入にも意欲的に取り組んでおり、営業業務の効率化を図るため、普段はリモートを中心に勤務されています。
「はじめてKANMAKIの大原にあるオフィスに来た時のことは、今でも覚えていますね。KANMAKIの皆さんの雰囲気を体感できたので、とても印象深く記憶に残っています。業務の内容や効率上、基本的にはリモートで仕事をしているため、皆さんにお会いするのはその時がはじめてで、当然緊張もしていました。
実は学生時代に奈良の山奥の温泉旅館で住み込みのバイトをしていたことがあったのですが、大原のオフィスはそこの雰囲気と似ていて、なんとなく懐かしい感じがしました。」
語学が堪能で、対応も気さくでスマートなため、社内でも隠れファンが存在するとか…!?
アフターコロナ時には、本格的な海外進出やビジネス展開でさらなる活躍を期待しています。
現在募集中の大学生向け長期インターンシップではメンターを務め、学生の皆さん(留学生も大歓迎!)と一緒に今年度のテーマに取り組む予定です。
KANMAKIのインターンシップでは皆さんが主人公です。
今年度も「“つくる”דつたえる”で、なりたい自分を見つける!」をテーマに、自分たちが大切にしているコトをどうやってカタチにしていくか、またどうすれば人のココロに響くかを、KANMAKIの顔料箔を通して一緒に考えていきたいと思っています。
皆さんのご応募をお待ちしています。
Photo by:清水泰人