【スタッフ紹介】KANMAKIの素顔がわかる“中の人”の本音トーク
KANMAKIでは、大学コンソーシアム京都の「インターンシッププログラム」を通して、2022年度のインターン生を募集しています。
長期プロジェクトコースでは、企業と学生さんとが歩み寄りながら課題解決を行うプログラムとなります。
6月〜11月の5ヶ月間、学生の皆さんには「“つくる”דつたえる”で、なりたい自分を見つける!」というテーマで、自分たちが大切にしているコトをどうやってカタチにしていくか、どうすれば人のココロに響くかを、KANMAKIの顔料箔を通して一緒に考え、取り組んでいただきたいと考えています。
インターン先の雰囲気や働いているスタッフについて、事前に知りたい学生さんも多いはず。
今回はKANMAKIで働いているスタッフの皆さんに、担当している業務のことや、印象に残っていること、KANMAKIに関する本音のあれこれを伺いました。
スタッフ紹介
●製造:
坂本さん 趣味:マラソン
信楽さん 好きなもの:釣り
前田さん 興味のあること:ギター・調理道具
木宮さん 好きなもの:コーヒー・お酒
東さん 趣味:音楽・アコースティックギター
Kさん 苦手なもの:電信柱・ポイ捨て現場
●包装加工:
堀さん 苦手なもの:夕食後の食器洗い・爬虫類
●CS:
船山さん 趣味:ミシンを使って自分の好きなものを作ること
岡垣さん 興味のあること:工作・ものづくり・雑貨収集
●CS・製造加工:
水光さん 好きなもの:静かな場所
Q:入社してからこれまでで一番印象に残っていることについて教えてください
船山さん:入社直後に、一人で経理の納品書作成をしなくてはならない日があり、そんな日に限ってお客様からの問い合わせの電話が入ったり、出荷業務も重なって梱包作業も一人でしなくてはならなくて。もうすべてが重なってやばい、伝票もやばい、全部やばい!って慌てていた時に、普段はノータッチのベテランのスタッフさん達が私の様子に気づき、梱包作業などを手伝ってくださいました。おかげでなんとか無事に出荷することができました。人の優しさに救われた一日でしたね。
小さなことなんですけど、それが一番印象に残っています。
岡垣さん:最近の話になるんですけど、イベントのノベルティ制作が印象に残っています。私が入社してから普段は業者にお願いする箔押し加工を自分たちでもできる機械をいくつか導入していただき、それを活用して短期間で関係者と共に協力しながら形にすることができました。完成したノベルティはイベントでも好評だったと聞いて嬉しかったです。
水光さん:先日、オフィスの空間デザインや働き方のコンサルティングをされているウエダ本社さんに見学とワークショップに行ったことですね。
私は普段は製造加工に携わっており、入社してから基本的には社内での作業が中心だったため、外部企業での研修はとても新鮮で勉強になることがたくさんありました。機会をいただけたことで、仕事に対する意識も少し変わったように感じます。
坂本さん:一時期返品が続いた商品があったんですけど、それを何度も皆で試行錯誤をして、何回も何回も作り直して、返品が出ないレベルにできたことが印象的ですね。皆で作り上げた!という商品です。
東さん:仕事の一環で動画マニュアルを制作していることです。
入社直後に、たまたま採用関係で会社の動画を提出しなくてはならない案件があり、久保C.O.Oと一緒に短い動画を繋ぎ合わせて編集したんですよ。
僕は動画の編集作業が得意というか、好きだったので、その時に提出した動画をきっかけにマニュアルも動画で作ることになったんですけど、一見本業とは直結しないような特技も活かせるんだ!ということがすごく印象に残りました。3月からは、営業担当のスタッフと一緒に、今度はお客様に提案するための動画制作プロジェクトもスタートしています!
Q:仕事をする上で大切にしていること・業務の中で普段意識して取り組んでいることについて教えてください
信楽さん・前田さん:ミスをしない!
坂本さん:特別にこの日だけよかった、その日だけは悪かったということが無いように、アベレージやクオリティを一定に保つということをできるよう心掛けていますね。
堀さん:現状維持(クオリティを保ち続けるという意味で)。
木宮さん:大事にしていることは締切の意識ですね。
楽しみにしていることは…変化ですかね?小さい会社なので、やはり毎年色々な変化やそれぞれの成長があるので、そういった変化が楽しみですね。
東さん:大切にすることは全体を見ること!
最近ではインクの調色作業を担当することも増えて、お客様の求める色に合わせるとかいろんなバリエーションの色があるので、この色の組み合わせ好きだなとか、この色はちょっと苦手だなみたいなこともあったりして、仕事の中での「色」を楽しむことを大切にしています。
Kさん:仕事をする上で大切にしていることは、全体的にうまく回すことです。また、知らないことが知れたり、それを知って自分が成長できたなぁっていう実感があった時は楽しいですね。
船山さん:プライベートでは大雑把で、細かいことは気にしない性質なのですが、仕事をする上ではきっちりしっかりしようっていうのは心掛けています。ラベルを1枚貼るにしてもちょっと歪んでも気持ち悪いなとか、お客様が見る時を想像したり、しっかりするように毎日心掛けてはいますね。
岡垣さん:ハサミやカッター、セロハンテープなど刃が抜けないように気をつけています。本当に小さなことなんですけど、最初に教えて貰った時に、ハサミとか刃物とか、箔がちょっとでも角っこや尖っているところに当たると、箔が剥がれてしまって商品にならないんですね。
私は結構抜けているところがあるので、電話対応など常に記録を取ることに気をつけています。あとは、一日の仕事の予定を考えているだけで結構やる気が出るというか…。
一同:素晴らしい…(感嘆)
水光さん:私の仕事は、大きい原反から必要なロット数に小さく巻いていく「小巻き」を作る作業をしているのですが、検品時の最終チェックを見逃さないようにすることですね。最初の頃は失敗をして、私のミスで無駄にしてしまったりダメにしてしまったことがあったので、ミスを極力無くして少しでも利益に繋げられるよう、気を配ることを大切にしています。
Q:仕事でやりがい感じるのはどんな時ですか
信楽さん:与えられた仕事が、「これ良かったな」「これ悪かったな」という自身の判断の中で、自分が納得のいく商品が綺麗に出来上がった時は、嬉しさややりがいを感じますね。
前田さん:トラブルがあった時に、早く適切に対処ができた時はやりがいを感じますね。
坂本さん:自分が携わった商品を店頭で売っているのを見た時や、何かの拍子にTVのCMなどで目にした時は、やはりやりがいを感じますね。
堀さん:決められた時間内で発送や対応ができた時ですね。
Q:思い入れのある機材や仕事道具について教えてください
信楽さん:スリッターという商品をカットする機械があるんですけど、自分が担当している業務だったり、モーターを新しくして貰ったりしているので、やはり愛着がありますね。
前田さん:現在はもう無いんですけど、以前担当していた生産機械(通称5号機)が一番思い入れがありますね。
坂本さん:普段担当することが多い機械(通称2号機)なんですけど、これが年季が入ってて汚れとかね、いっぱい付いてたりとかするんですけど…。
なんだかんだ扱いやすいことや、その機械をずっと担当してきているので、色々な思い出があります。
堀さん:私は機械を扱わないので、ハサミが一番。
あと、二十数年来の昔からある板とか、昔の人は上手に工夫して道具を誂えていたんだなと感心しながら使用しています。
Q:今まで作った箔の中で思い出に残っている箔があったら教えてください
信楽さん:某大手繊維メーカーのために作っていた、金色の箔ですね。
お得意先様や卸先様にも褒めていただきました。
前田さん:「指針用」という車のスピードメーターの針のところの箔を作っているんですけれども 、一番最初に作成した絶妙な色バランスが必要な水色の箔ですね。(LEDのバックライトを透過させると鮮やかな白に見えるように、うっすらと“青み”を加えるのがポイント)
坂本さん:御歳暮とか御中元用の定番となっている贈答用食品の商品ラベルに使われている箔ですね。やはり苦労して作って来たということもありますし、実際に店頭や宣伝で目にする機会も多いので、思い入れはありますね。
堀さん:私は直接作ってはいないのですが、一番多く目にしている「MD」と呼ばれる商品ですね。
※MD:パンやお菓子などの食品の包装に賞味期限や製造年月日を印字するためのインクリボンのこと。
Q:箔を使ってしてみたいことはありますか
木宮さん:経年変化していくもの。金箔の経年変化は何百年の単位で変化していくんですけど、箔の中でもKANMAKIが使っている真鍮箔はその何百年が数年ぐらいで変化するんですよね。
例えば、経年変化していくものに、真鍮箔を使ったら金箔とは違う味が出てくるのかなと。経年変化していくものに付け加えたら面白いと思います。
東さん:好きなことはアコースティックギターを弾くことなんですけど、そのギターのボディとかにオリジナルのデザインを箔で表現したりしてみたいですね!
Kさん:携帯とかパソコンとかパスケースとか電子機器など、自分が身につけている小物に箔をつけたら愛着が湧かないかなって思います。
船山さん:社内のワークスペースをいい感じにしたいですね。
箔を使ってアーティスティックに素敵にしたり、作っている箔をパッと見せられる空間にできたらいいなと思っています。話のネタにもなるし、もっと社内には色々ちりばめてみたいな、貼りたいなっていうのはありますね 。
岡垣さん:社内であまり箔は使われてないので、工場や社内案内をしている時に「これはKANMAKIで作っている箔を貼っているんですよ」と見せる空間ができたらいいなと思います。
水光さん:身近に知って貰うために、アクセサリーや他にも文具的にちょっと使えたりとかしたら、手軽にもっと色んな人に手に取ってみてもらえるんじゃないかなと考えています。
Q:会社の周辺、大原や社内で好きな場所を教えてください
信楽さん:大原は全体的に好きですね。景色が良い!
前田さん:僕も大原全体が大好きなのですが、「里の駅」という場所があるんですけど、そこが好きですね。
坂本さん:大原には休みに子供を連れて蛍を見にきたりとか、河に降りて遊べるところもあるので好きですね。
堀さん:私は大原に住んでいるので、いいとこですよ。
桜並木も綺麗で、のんびりしていて、自然が多いですよ。
船山さん:出勤や子供の保育園のお迎えに間に合うことに必死で、行きも帰りもせっかくの景色を味わったり、大原の自然を感じる余裕がないかも…。
工場案内の時に2階に登った際に見渡せる景色が好きです。
古民家や素敵な住宅があって、大原っぽい景色が見れるんですよ。
岡垣さん:最近、会社の近くに猫を飼っている住宅があることに気づいて!
今まで全然気づかなかったんですけど、パッと見たら窓に猫がいて、しかも最近それが2匹いるってことがわかって!毎回、通る時に窓をチラッと見るのが楽しみです。
水光さん:私はたまに遠回りしてるんですけど、川を真ん中からずっと見下ろせる橋が好きです。川のせせらぎを聴きながら通勤してます。
Q:KANMAKIの自慢できるところを教えてください
信楽さん:色々な商品が色々な所に製品として出回っているというのが素晴らしいと思います。
前田さん:僕らが作った箔が世界中で使われていたり、やはり長く続いている会社であることですかね。
坂本さん:なかなか人に「どんな仕事してるの?」と聞かれて、説明してもわかってもらえない仕事なんですけど、縁の下の力持ちみたいに実はたくさん色々なところで色々な製品を支えているような仕事だということです。
堀さん:70年続いた歴史があるところと、新しいことにもチャレンジしているところですね。
木宮さん:いろんなことに挑戦できる環境であること。
会社の規模が大きすぎないことのメリットですかね。この規模の会社だと、普通はただ同じ物をずっと作り続けてるっていうところがほとんどだと思うんですけど、結局そうやって少人数の会社の利点とかフットワークの軽さを潰しているので、そういう意味ではKANMAKIは色々なことに挑戦させてもらえるし、そういう環境にあるのは魅力ですね。
東さん:自分の意見が通るにしても通らないにしてもしっかり聞いてくれるところです。皆さんそうなんですけど、やりたいことに対して調整してくださったりして、温かい環境だなと思っています。
Kさん:週休3日制かな。
船山さん:人ですね。優しい。人数も少ないしアットホームな感じです。
岡垣さん:働いてる方がすごくいいところ。自然の中に会社があるところに今まで勤務したことがなかったので、この環境もKANMAKIの特色かなって思います。
水光さん:似たような感じですけど、いい意味で上下関係が厳しいって訳ではないので、ベテランの方に対しても意見を言いやすいところですね。
そういう環境なので、新人だから何も言えないみたいな感じではないから、比較的誰でも馴染みやすい風通しの良い社内だと思います。
Q:週休3日制。一日増えたお休みはどう過ごしていますか?
一同:心にゆとりができました
木宮さん:仕事ですね。出勤はしていないけれど、家で仕事に活かせる情報を集めたり、自分のスキルアップになるようなことをしていますね。
岡垣さん:私も一日増えたお休みで、家でワークショップの実験したりとか、画材屋さんで使えそうなものがないか探したりとか、そういうインプットの時間に充てたりしています。
一同:えー、凄い!休みの日に仕事のことを考えてるの!?えらい〜!!
船山さん:すごいすごい、その一日もスキルアップのために充てていると?
本来ならばそういうふうに使うのね。
ハチャメチャになってる家を片付けたら、あっという間にお迎え時間がやってくるみたいな感じになってしまってるから、日々勿体ないなっていう…でも、子供と過ごす時間が増えたので、平日のお休みは有難いですね。
東さん:部屋の片付けと、祖父母と一緒に住んでいるので食料品の買い出しを手伝ったり、休日に空いていないところに行ったりしています。
Kさん:最近ゲームにハマっていて、ゲームですね。
水光さん:今はコロナの影響もあって外にも出かけず、ひたすら家で過ごしています。片付けたりしてたら一日が終わりますよね。
ちょっと前にスキルアップデイという制度があったんですけど、その時は勉強して資格を取ったりしました。それ以降はそうですね、平日頑張るためにも休息に充ててしっかり休んでいます。
Q:KANMAKIで叶えたい夢・自分自身のこれからの未来図について語ってください
木宮さん:そうですね、KANMAKIのグループ化!会社自体をホールディングス化して、ひとつのグループ会社でいろんな事業を展開しているっていうのが、将来的に誰にとっても良さそうな流れかな。
例えばグループ会社間で転職するとか、違う事業だったりというのをゆくゆくやっていければ、そこの中での交流とかもできると思うので。東君が動画制作会社とか作って取締役になるとか…笑。現実問題、それができれば会社としては強くなれるから変えていきたいですね。
東さん:動画編集のスキルで会社のPR動画とか作れるんじゃないかなと思ってます。
Kさん:あまり未来のこととか考えないので、目の前の課題をまずはしっかりと解決することです。
船山さん:今後も色々なイベント事を開催して、箔を知ってもらえる機会が増えていけば良いなっていうのがいちばんですね。小さな夢ですけど。
岡垣さん:ワークショップなどのイベント開催ですね。私は美術系の大学を卒業しているので、アーティストの方とかにも箔を使って作品制作とかしてもらえたら嬉しいなぁと思っていて、アート方面でも箔が広がっていったら嬉しいですね。
水光さん:個人的には、今CS(カスタマーサービス)部の方に少し携わっているので、CSの仕事に早く慣れたいです。会社のことでは、サンプルが受注や発注に繋がって、商品としてどんどん出ていくようになればいいなと思っています。
スタッフの皆さん、ありがとうございました!
KANMAKIでは、少人数ならではのアットホームな雰囲気や、チームワークを大切に日々業務と向き合っています。
大原に足を運んだ際には、ぜひ皆さんがおすすめしているスポットも参考にしてみてくださいね。
スタッフ一同、インターンの学生さんとお会いできる日を楽しみにしています!
「インターンシッププログラム」は、就職活動の一環ではなく、社会経験と大学教育プログラムを融合させている教育プログラムです。
4/16(土)・4/21(木)にオンラインで開催される事前説明会では、代表企業として弊社の久保C.O.Oも登壇します。
インターンを検討している学生さんは、ぜひお気軽にご参加ください。
Photo by:清水泰人