おとなの承認欲求と不登校支援。
7月8日のコーディネーションラボの講座は
「不登校の段階について」
でした。
地味な内容ですが、結構大事な点だと思っています。
元気が復活してきたときに、学校や居場所に引っ張っていくのと
エネルギーが枯渇しているタイミングで学校などに引っ張っていくのでは
全く意味が違います。
どのタイミングで、どういう対応したら、親も子も苦しまないか、そういう経過を経験値含めてのお話しとなりました。
結局のところ、これをどうやるかって、
保護者にしろ、支援者にしろ、
「こどもたちを観る」
につきると思うのですよね。
昨今の不登校支援、こどもが置き忘れられてないでしょうか。
場作り、集まることに「大人」が一生懸命になって、当のこどもは
「そこに行きたいの?」
そして、有名になっていく活動、確かに一般的理解が進むということは重要なこと。
しかし、大人のイキガイ、承認欲求のパーセントが多い気がします。
ほんとにこどもに還元できているのは何パーセントか。
もちろん、自己犠牲ですべての活動をする必要はないし、大人にも「やっている満足感」は必要。
でも、例え不登校ビジネス化してたとしても、ですよ。
それがこどもたちの環境変化に明らかに繋がっているならいいと思うのです。
ただ、現状一部の人が肥えて、そして、
「すごいですね」
と褒められて有名になっていく。
でも結局、家でなにもせずに将来を悲観したり、
毎日給食の代わりを用意しながら、自分も仕事をしなきゃいけないのに、とやきもきする家庭(現場)は変わってないんですよね。
変わったように見えて5年くらい前とそれほど変わってない。
ほんとに「存在を承認してほしい」を渇望しているのはこどものほうではなかったですか?
次回の不登校コースの講座は
「不登校の昼夜逆転」についてです。