高校生と一緒に考える”日本の食料自給率の未来”
こんにちは!KANKIKUこと、環境のきく子です。
KANKIKUは、食料自給率38%という日本の現状を向上させるために、食と環境に特化した営業支援や米粉推進活動を行っています。
先日、KANKIKUのホームページに高校生から問合せをいただきました。
名古屋西高等学校1年生の授業で、食料自給率の課題について、主体的に学びプレゼンに向けて、その分野の専門家の方にインタビューをするとのこと。
なんてすばらしい取り組みでしょう!!
1年生の生徒さん自ら、丁寧にメールをいただき、その後お電話をかけてくれて、緊張しながら授業の趣旨と、インタビューをさせていただきたく、お時間のセッティングをお願いできますか?と礼儀正しく、お話してくれた若者よ・・・おばちゃんはその時点で感動しました(笑)
今回1年9組のグループワークで、テーマが「食料自給率を上げるべきだ」という主張のもと、3学期にプレゼンをするために情報のリサーチをしているということで、自給率のことを色々聞きたいと質問要項を事前に送ってくださいました。
なかなか鋭い質問です。
「長年、食料自給率が低いと問題視されているのに下がり続けているのはなぜですか?」
それは、わたしも聞きたいわ!なんて思いますよ。
わたしも、色んな文献や新聞記事を読んだり、大学教授の講義を受けたりしてきましたが、”10年、いや20年前から何ら状況が改善されていない”ということに、疑問をずっと抱いています。
zoomを使ったリモート形式で、45分間のインタビューの時間は、
名古屋と東京がとても近く感じ嬉しく思いました。
わたしなりのこれまでの経験を踏まえて、お話しながら、逆に高校生の生徒さん達にも「どうしてだと思う?」と聞いて一緒に考えてみたり。
「食料自給率を上げることのメリットとデメリットは何ですか?」
という質問なんか特に、一緒に考えました。
「わたしはメリットしかないと思っていますが、みなさんはどう?デメリットって何か思いつきますか?」
一緒に「そうだよね・・・メリットしかない気がする・・・」
食料自給率って、もともと低かったから食品輸入が増えたのではなくて、自由貿易の制度の影響で、必要以上に食品輸入がされることになったために、日本の食料自給率が下がった、という考え方もできるよ、という話をすると、
「あ・・・そういうことか・・・」という声。
そして、この生徒さん達はさらにレベルが高く「発展途上国のバーチャルウォーターの問題は日本への食糧輸出が要因にもなっているから、他国の水資源を守るためにも、日本の食料自給率を上げる必要があるのではないか」という見方をしていたのには驚きました。
バーチャルウォーターの問題を知っているてすごいね!と
今の若い世代の子どもたちは、環境のことを小学校からたくさん学んできているので、とても身近で関心が高いのだとか。
改めて、彼らの親世代である私たち現役世代が行動を示す、成果を上げるという責任があるんだよな、と痛感したひと時でした。
食の問題、環境の問題について伝えていく、ということはやはり続けたい。
出前授業やゼミ、ワークショップ、これからはただ受け身で他人事でとらえるのではなく、自分事にできるような学びの時間をKANKIKUとしても、ナビゲーターになれるようなそんな活動を来年はもっとやりたいと思いました。
ご興味のある学校、自治体、企業の方、ぜひカンキクの
HPよりお問合せください♪
KANKIKUのやさしい提案 - KANKIKU (kan-kiku.com)
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