マガジンのカバー画像

林家彦三「日々の、えりどめ」

20
えりどめ。 それは着物の襟元をただすもの。隠れながらも十分に仕事をする、働き者。小さいながらも、よく見ると銀色にかがやく小間物。安いもの。それでいて安っぽくないもの。 そんな文…
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

【日々の、えりどめ】第6回 紫玉ねぎ(二)

 市場の出荷注文票には、赤玉ねぎ、もしくはアーリーレッドとも表記されることもあるこの野菜…

【日々の、えりどめ】第5回 紫玉ねぎ(一)

 若手はなしかとして仕事が減っていく中で、自分自身も身の振り方を考えなければならなかった…

【日々の、えりどめ】第4回 着くずれながらも生きていく(二)

 落語家としても、文章家としても、まだまだ未結晶の氷砂糖である。  とにかく甘い。未熟の…