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【本のあるところ ajiro】『メアリ・シェリー』(白水社)刊行記念 小川公代さんトークイベント「読むことでつながる」(12/19)
『メアリ・シェリー』(白水社)刊行記念 小川公代さんトークイベント「読むことでつながる」 ★お申し込みはこちら ①会場参加チケット ※学割対象はこちらから ②配信視聴チケット 『フランケンシュタイン』の作者メアリ・シェリーは、作家で思想家の両親ウィリアム・ゴドウィンとメアリ・ウルストンクラフトの子どもとして生を受けたが、母がすぐに他界。母とは彼女の書いた本を読むことでしかつながることができなかった。メアリ・シェリーは母の墓に行き、『女性の権利の擁護』『北欧からの手紙』
【試し読み】北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』より(『魔法にかけられて』ディズニープリンセスと現実)
『魔法にかけられて』——ディズニープリンセスと現実 〈ジャンル〉おとぎ話 民話や神話も含めたおとぎ話の要素がある作品を紹介します 2007年に公開された『魔法にかけられて』は、それまでのディズニー映画とは一味違うものを目指した作品でした。アニメーションと実写を組み合わせた作品で、本格的なディズニープリンセス映画としては初めて、実写のプリンセスが登場します。今までのディズニー映画のパロディや、おとぎ話の定番をからかうような展開がたくさん詰め込まれています。 舞台はアニ
【小説の死後】冊子「桜井晴也と「世界系ブンガク」あるいは二〇一〇年代に起きるはずだった(しかし起きなかった)ムーブメント」(町屋良平)販売のお知らせ
桜井晴也の正統と異端、二〇一〇年代をリードするはずだった文学的一派について(町屋良平) 桜井晴也は現代日本でおそらく中村文則とならびドストエフスキーの直接な影響下にある若手作家である。たとえば桜井のblog「首吊り芸人は首を吊らない」(http://kizuki39.blog99.fc2.com/)で発表された中編小説「人類の最後の夜」にはそれが顕著に表れている。 桜井晴也は2013年に「世界泥棒」で文藝賞を受賞しデビュー。『三田文學』などにて短編を発表しつつ、自身のb
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【試し読み】北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』より(「プロローグ 死んでるヒマなんかなくなった」)
プロローグ 死んでるヒマなんかなくなった この本は女の子のための外国映画ガイドです。いやいやちょっと待って、なんでそんなものが必要なんでしょう? 自分で本まで書いておいてこんなことを言うのもおかしいですが、世の中には外国映画ガイドみたいなものがたくさんあります。たとえばアメリカ映画インスティテュート(AFI)は非常にきちんと考えられたアメリカ映画ベスト100本のリストを出しています。面白そうな外国映画を見てみたいと思ったら、そういうものを上から順に見ていけばいいんじゃない
【本のあるところ ajiro】国立ハンセン病資料館学芸員・木村哲也さんトークイベント「『詩集 いのちの芽』を読む」(11/3)
国立ハンセン病資料館学芸員・木村哲也さんトークイベント 「『詩集 いのちの芽』を読む」 今年8月に『詩集 いのちの芽』(大江満雄編)が岩波文庫より出版されました。 本書は志樹逸馬、島比呂志、谺雄二、厚木叡ら全国8つのハンセン病療養所の入所者73名の詩を収録した合同詩集です。 昨年国立ハンセン病資料館で開催された「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の詩人たち」を企画され、本詩集に解説を寄せられた国立ハンセン病資料館学芸員の木村哲也さんをおむかえし、『詩集 いのちの芽』を通
【本のあるところajiro】レベッカ・ブラウン『天国ではなく、どこかよそで』刊行記念 翻訳家・柴田元幸さん朗読会(10/26)
レベッカ・ブラウン『天国ではなく、どこかよそで』刊行記念 翻訳家・柴田元幸さん朗読会 ★お申し込みはこちらから ①会場参加チケット ※学割対象はこちらから ②配信視聴チケット 『体の贈り物』で知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの物語集『天国ではなく、どこかよそで』を、柴田元幸さんの翻訳で、10月30日にtwililightから刊行予定です。このイベントは先行発売となります。 この物語集には、「三匹の子ぶた」を踏まえた「豚たち」、「赤ずきんちゃん」を踏まえた「おば
【本のあるところajiro】『ジェーンの物語』刊行記念 永井玲衣×塚原久美トークイベント「生きづらさからの解放のためにいまのわたしたちができること――『ジェーンの物語』から考える」(10/17・オンライン)
『ジェーンの物語』刊行記念 永井玲衣×塚原久美トークイベント 「生きづらさからの解放のためにいまのわたしたちができること――『ジェーンの物語』から考える」(10/17・オンライン配信) ★お申し込みはこちら 配信視聴チケット(1か月アーカイブ付) 『ジェーンの物語 伝説のフェミニスト中絶サービス地下組織』の刊行を記念して、本書の訳者・塚原久美さんと哲学者・永井玲衣さんのトークイベントを開催します。 60年代末から70年代にかけてシカゴに実在し、女性たちを救うため活動した