君が普通に生きてるなんて嫌だ
僕が尊敬しているシンガーソングライター、みきなつみ さんの新曲「君が普通に生きてるなんて嫌だ」。そのMVが先週公開されました。
今回の楽曲は、実体験をもとに制作された失恋ソング。
みきなつみさんは以前にも紹介したように、等身大のまっすぐな歌詞が特徴的。なかでも今回の楽曲はかなり挑戦的な歌詞になっています。冒頭の歌詞で「えっ?」っとなるかもしれません。そのくらい、ありのままの想いがまっすぐ反映されている気がします。
1番と2番は悲しみや憎しみが中心に描かれています。でもこれがラスサビで一気に晴れる。。完全に晴れる、完済される、という意味ではなく、どんなに酷いことをされても本心は「これ」であって、それを吐き出した爽快感に包み込まれるような。ちょっと不思議な曲です。
なので右端に出てくる歌詞に注目して聴いてみてください。
加えて、音にもかなりこだわっていると思って。koma'nさんの編曲により、今までとは違った世界観が演奏からも描かれています。感情の揺らぎを楽器一つ一つが流れるように汲み取っているような。
また、個人的には1番終わりのベース音は電話の音を連想しているのかな?と。歌詞と音をリンクさせて聴いてみるのも楽しそう。
みきなつみさん自身、この楽曲を通して新しい扉を開きたいのではと思います。シンガーソングライターのイメージを良い意味で覆すというか、表現の幅をどんどん広げていく。それを受け取れることは非常に嬉しいです。
ちなみにこのMVは、先に公開されたショートムービー「君が普通に生きてるなんて嫌だ」を元に制作されています。
ショートムービーはみきなつみさん主催のクラウドファンディングによって制作されました。楽曲をモチーフに、3人の大学生の恋愛が描かれています。
登場する3人それぞれの立場に立ち、いろいろな解釈ができる作品になっていると思います。楽曲を聴いた後に観てみると、このシーンがリンクしているなと気づくこともあるかも。併せてご覧ください。「リアル」です。