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適応障害でどんな症状が出たの?

こんにちは! かにまろです。

筆者は適応障害で休職してから最初の数日間、ネットで適応障害について調べまくっていました。

「適応障害って治るのかな……」
「いつ頃良くなるんだろう」
「ずっと寝てていいんだろうか」

まさかこの私がメンタルを病むなんて考えてなくて、不安に苛まれていました。この記事を読んでいる方も、そうしてネットの海を泳ぐうちにここまでたどり着いたのでは?

よく頑張りましたね。お疲れ様です。

この記事では、筆者に現れた適応障害の症状を解説していきます。

初期は文字を読むのも疲れると思います。
それでも読もうとしてくださってありがとうございます。
同じ適応障害患者の経験談が、皆様の不安解消の一助になれば幸いです。

適応障害の症状は人によって異なりますので、あくまで一例としてご覧ください。


適応障害でどんな症状が出たの?

筆者の症状は、大きく分けるとこの5つでした。

  • 意欲低下

  • 思考能力低下

  • 涙が出る

  • 不安感

  • 食欲低下

それぞれどういうことなのか、詳しく解説していきます。

意欲低下

適応障害と診断される前から、職場の人に「元気がないけど大丈夫?」と心配されていました。

実際、全く意欲がわきませんでした。

それまでは、仕事に対して多少なりとも意欲的に取り組んでいましたし、出世欲もありました。積極的に仕事を引き受けるよう心掛けていたのですが、いつの頃からか全くやる気がなくなっていたんです。会社に行きたくなさ過ぎて、当日に午前休をとることも増えました。(幸い会社の勤怠が緩くて当日休んでも怒られなかった)

影響は仕事中だけでなく、プライベートでも意欲低下の兆候が出てきます。

全く本を読まなくなりました。
ゲームをするのが好きだったのに、全くやる気がなくなりました。
土日は1週間分の食事を作り置きしていたのに、UberEatsや惣菜に頼るようになりました。

何に対してもやる気が失われ、家に帰ったら寝て土日はひたすらYouTubeを垂れ流す日々。しかし、当時の筆者はそれが問題だとは全く思っていませんでした。

「歳をとったらゲームするのも億劫になるっていうし、私もこうしてババァになっていくんだな」

そんなふうに、気楽(?)に構えていました。

思考能力低下

「あれ? 私、ちょっとメンタルにキてるかもしれない」

筆者がそんなふうに思い始めたのが、思考能力が低下していることに気づいた時でした。

まず、ゲームの仕様を考えようとしてもできないという時間が増えました。

  • どんな仕様にするか

  • その仕様で何を実現したいのか

  • それを実現するとどんないいことがあるか

  • それを実現できる他の手段はないか

などを突き詰めて考えるのですが、思考が深くまで入っていかないんです。
集中力が落ちたのと同義かもしれません。

今まではアイデアがポンポン出ていたはずなのに、全く出てこない。出ても、そのアイデアを採用する根拠を論理だてて説明できないんです。

ここでようやく、ちょっとしんどいのかもしれない、と自覚し始めました。

涙が出る

いろいろ目に見える症状が出てきたところで、会社から産業医面談を勧められました。

そこで、筆者は号泣してしまいます。

悲しいわけではありませんでした。ただ、適応障害やうつが現実のものとして迫ってきて、そのストレスを受け止めきれない感じです。感情は全く昂っているわけでも落ち込んでいるわけでもなく、至極冷静でした。なのにとめどなく涙が溢れてくるんです

産業医面談はちゃんと受け答えできました。
自分で気づき始めた違和感も、包み隠さず伝えました。

結果、「明日から休みなさい」とのこと。
産業医面談後、上司にそれを伝えて即刻帰宅しました。
パソコンを持って帰り、自宅で可能な限りの引継ぎ資料を作ったのが、休職前の最後の仕事でした。

不安感

筆者の場合、不安感とは単に「不安だな~怖いな~」と思うことではありませんでした。
もちろん、ややネガティブになりましたが、それよりも不安な時に現れる身体の症状が強く出ることが困りものでした。

みなさんは緊張した時や不安になったとき、鼓動が早くなったりお腹がキリキリしたことはありませんか?
それが常に、そして少しでもストレスを感じたときにより強く現れます。

いつも心臓がドキドキしている。
息苦しい。
めまいがする。
吐き気がする。

おかげで、外出するのにも難儀しました。外出するのもストレスになるので、「明日は買い出しに行く」と決めたその瞬間から具合が悪くなります。

幸い、近距離の外出であればそこまで支障が出なかったので、一応日常生活は遅れていました。

食欲低下

幸い、食欲低下の程度は深刻なものではなく、食べようと思えばまぁ食べられる感じだったので、基本3食摂るようにしていました。

でも、脂っこいものは全く食べる気になりませんでした。
蕎麦、うどん……、そういった胃にやさしいものを中心に食べていました。

症状は軽いほうだったと思う

決して適応障害が楽だったとは思いません。つらかったです。

一方で、適応障害のよくある睡眠障害は出ませんでした。
ぐっすり寝られたのは、だいぶマシだったと感じています。

また、筆者は1つの区切りと言われている3ヶ月で復職できました。職場にはもっと長く休まれている方もいるので、比較的軽いほうだったのだと思います。適応障害の方全員にこの症状が当てはまるわけではありません。その点だけ、ご理解いただければと思います。

まとめ

これを読まれている方には、もっとしんどい思いをされている方もいるでしょう。

「治るのかな。もしかして一生このままなんじゃ……」

いろいろ不安に思うことも多いでしょう。

筆者自身も復職したばかりで、「再発してもう一度休職なんてことになったらどうしよう……」と考え出すと不安で仕方がありません😓
療養中は家にこもって孤独になりがちですし、つらい思いをしているのが自分だけな気がして余計不安になります。でも、決してそんなことはありません。ちゃんと治して、もう一度復職できる人もいます。

この記事を通して、同じような境遇だった人がブログを書ける程度に回復している事実を知っていただくことで、みなさまの心が少しでも軽くなればいいなと願っています。

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