![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152141210/rectangle_large_type_2_a143f2118f60c0dab99ae25ed6f6b9f2.jpg?width=1200)
好きなものへの意欲が消えた記録
前職を辞めてから4ヶ月が経とうとしている。新しいお仕事を始めるということの大変さや、どういうマインドで挑むかなどいろんな寄り道をして考え事をしていたら、月一目標で書くと決めているnoteを書き忘れそうになっていた。あぶねえあぶねえ。
昨日ふと、お風呂に入りながら前職に勤めていた頃に周りの人たちにやりたいと言っていたことを思い返していた。
前職場に新卒入社してから3年経ったあたりで一度転職を考えて上司に相談したことがあった。
「お洋服作りに力を入れてみたいんです。だから時間にゆとりのある仕事に変えようと思っています。」
それを理由に火を吹くほど忙しかった職場を辞めようとしていて、結局辞めずにもう一年続けたのだがいざ仕事を辞めて時間がある立場になっても一向にお洋服作りをする気が起きないことに驚いた。
本当にやりたいことなら思考より先に体が動くタイプなので作りたいものを明確にしていくはずなのだが、めちゃくちゃ腰が重たい。
最初は前職が忙しかった反動で動けないんだって思っていたけど、2ヶ月もゆっくり休んだ上でやりたい気持ちが芽生えないのはきっとそういうことだと思った。
それとは別でたくさん持っているお洋服を持て余しているので断捨離しようと思い、今の生活では(機能的に)着ないだろうけど捨てられない!と部屋の隅に追いやっていた服を見つめたら、急に不思議な感覚になった。
自分という付加価値をつけて、一緒にお洋服を選ぶという体験を今までお客様に与えていたはずなのに、私の持っているお洋服にはほとんどそれが無いことに気づいてしまった。
そもそも隅に追いやった時点で薄薄気づいていたのかもしれない。
そうなるといよいよ私は「本当にお洋服が好きなのか?」と思い始める。
好きは好き。嫌いなわけじゃない。それは間違い無いのだけど、自信が無くなってきた。
学生時代も含めると6年間は服飾に携わり続けてきた。
例えるとするなら、学校でなぜか席替えをしても偶然近くにいる人がいて、話す機会が多いから仲良くなった。でも大人になったら疎遠になる。
そんな感じだと思う。
だから(ネガティブな意味ではなく)強制的に触れていたことで今までは好きが継続していて、離れたことで本当に好きかわからなくなったといったところだろう。
だけどこれは悪いことだとは思っていなくて、作りたいと思える時が来たら自然に作る方向に体が動くだろうし、ものづくりを極めたくなればその時に探究し始めるのだと思う。きっとそれでいい。
そんな私の今の頭の中は
・新しい職場で役に立つ知識を身につけたい。
・新しい土地でのコミュニティ作り。
・日雇いで働くこともあるので、どういう人材が重宝されるのか。日雇いで何を得て自己成長させられるか。
と言ったところ。
明らかにガラリと変化していて面白い。
そんな変化を相方と面白がりながら暮らしていけたら、十分幸せなことだ。
ちなみに写真は友人が教えてくれた坂道を登った先にある八百屋で見つけた美味しいトマト。
九州は地産地消が当たり前に行われていて感動している。美味しい野菜が買えるって嬉しいことよね。