チームの生産性にとってすごーーーく大切なこと
ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。
チームの生産性を上げるうえで一番大切にしないといけないことは、心理的安全性の確保なのではないかって話です。
チームとしてよくない状態
僕が昔働いていたところは社長ワンマンの会社でして、すべて社長の一言で物事が決まります。
なにかミスがあればみんなの前で叱責は当たり前ですし、会議でもほぼ社長の発言でコロコロ内容が変わり決まっていきます。
たぶんこんな会社日本に腐るほどたくさんあると思いますので心当たりある人はたくさんいると思います。
この時の会社の居心地の悪さったらありゃしない。
これのなにがまずいかっていうと、チームとしての心理的安全性がまったく確保されてい状態ってことにつきます。
つまりチームの中で自分が安全であるってことが感じれないってことです。
「なにか発言したら怒られるかも」とか「バカにされるかも」とか考えてしまいます。自分の意見や提案を出すことにビビってしまう状態です。
心理的安全性がない状態のマイナスとは
心理的安全性が確保されていないとどうなるかっていうと、僕の経験上で明らかなマイナスがいくつかもあったと思います。
1つは、常にその人の顔色だけを伺って仕事するようになります。
僕の前の会社でいうと社長ですね。
もうみんな顧客の方を向いて仕事ができなくなりますし、社長の言われたことだけをやる人間になってしまいます。できるだけ社長が気に入るように仕事をするようになりますし、提案も仕事の仕方もそちらに最適化されていきます。
もう誰のための仕事かよく分からなくなります。
2つ目は、隠蔽体質に陥るようになります。
ミスをすると怒られるかもしれないってことで、ミスをしても人は隠すようになったり誤魔化すようになります。
こうなると問題の発覚が遅れたり、本来は解決しないといけないことがあやふやになったりしてしまいます。
人は怒られたり指摘されると隠すようになる。子供と一緒ですね。
3つ目は、チームのパフォーマンスが下がる
心理的安全性がないチームでは発言なんてなかなかできません。
なにも発言しないんだから会議なんて生産性ある会議になるわけがありません。たとえそれが顧客や自分たち、ビジネスに多少不利益だっとしてもそういう動きをしてしまいます。
これはなにもワンマンの社長の下だけに起こる話ではなくて、チームのリーダーや上司にも当てはまるし、同僚が原因の場合もあります。
チームに一人でも心理的安全性を脅かす人がいればそれだけで周りはどんどん引っ張られていきます。
そうなると、どんなに優秀な人が集まっていても、どんどんチームの生産性は落ちていきます。
Googleの調査
Googleが「効果的なチームとは何か」っていうのを調べてまとめたサイトを公開しています。
ほかにもGoogle における優れたマネージャーの要件「優れた上司の条件」を突き止めようとした結果が書いてありますので興味ある方は見てみてください。
Googleではまず「効果的なチームとは何か」を定義して、いろんな指標をもとに結果を数値化しデータを収集した結果、
つまりチームにどれだけ優秀な人が集まっているかというより、チームがお互いどう協力しているかの方がパファーマンスに影響があったということです。
そして、そこでもチームの生産性に影響する1つの因子として心理的安全性が上げられています。
ということで
心理的安全性のないチームって生産性という意味ではかなりマイナスだということです。
もちろん最後の決定者は社長かもしれないし上司かもしれませんが、そこにいたるまでのプロセスでは、心理的安全性は確保されていなければいけないわけです。
自分がリーダーや上司であるならもちろんかなり気をつけないといけないことですし、1人のチームメンバーとしてもチームの心理的安全性を脅かすような状況にしてはいけません。
機嫌がいいか悪いかで態度を変えてしまったり、必要以上に誰かを指摘したり、言い方を考えずに発言したりとか。
そういうことはメンバー全員が気をつけないといけません。
逆に言えばそういった心理的安全性が確保出来てるチームは生産性が高くなるはずです。
ありがたいことに、カナダで働いたチームは心理的安全性が高い場所で働かせていただいています。
できるだけそういう会社やチームで働きたいし、自分が今いるところもそういう環境を保ちたいなぁと思います。
心理的安全性をいかに確保できるか。
それがチームづくりのポイントだと思う今日このごろです。
ではでは。